【簡単】不動産投資は少額でも可能!少額からできる投資法とメリット・デメリットを解説

「不動産投資を始めたいけど、いきなり高額なローンを組むのは不安…」

投資への関心が高まり、不動産投資に興味を持ってはいる人の中にはこのように考えている人もいるでしょう。

近年、そんな方に向けて少額から始めることができる不動産投資が人気を集めています。

通常の不動産投資は金融機関から融資を受けて始めることがほとんど。

そのため、不動産投資初心者の方がいきなり高額なローンを組んで、投資を行うのはリスクが高く、不動産投資を行うのは一部の投資家に限られていました。

その点、少額投資は融資を受けなくてもできる投資が多く、気軽に始めることができるので、どのような投資法があるのか気になっている人もいますよね。

今回は、そんな少額不動産投資の投資法とそれぞれのメリット・デメリットを徹底解説します。

※本ページにはPRが含まれます。

Contents

少額からできる不動産投資3つの投資法

区分マンション投資

少額から始めることができる不動産投資の人気が高まりつつあります。

最低一万円から始めることができる投資法もあるので、自己資金が多くない方でも気軽に始めることができる点が最大の魅力です。

また、初めてだから最初は少額から始めたいと考えている人にも向いています。

少額からできる不動産投資は以下の3つがあります。

  • REIT(不動産投資信託)
  • 不動産小口化商品
  • 不動産クラウドファンディング

これらの投資法にはそれぞれメリット・デメリットがありますのでこれから詳しく見ていきます。

少額からの不動産投資に興味がある人は、ぜひ自分に合う投資法を見つけてみてください。

【投資法①】REIT(不動産投資信託)

家の模型とスーツの男性

「REIT(不動産投資信託)」とは、「不動産投資信託」のことを指します。

REITは、運営する母体が多くの投資家からお金を集めて、ビルやマンション、商業施設などの複数の不動産を購入し、得た利益を投資家に分配するという仕組みです。

日本で運営されるREITはJapanの「J」が付いた「J-REIT」という名前で呼ばれています。

REITは収益の90%以上を分配することで、法人税が課税されないというシステムが利用できることから、投資家たちに分配される利益が、通常の株式会社よりも大きいです。

これからそんな「REIT」のメリット・デメリットを解説していきます。

REIT(不動産投資信託)のメリット3つ

REITの代表的なメリットは次の3つです。

  • 証券市場で売買ができる
  • 資産運用をプロにまかせることができる
  • 自動的に分散投資ができる

それぞれ解説をしていきます。

《メリット①》ネットでも始められる!証券市場で売買が可能!

REITは証券取引所に上場をしています。

そのため、投資信託と同じように証券取引所で自由に売買を行うことが可能です。

不動産投資では、売りたいときにすぐに売ることができないことがデメリットでした。

しかし、REITでは自分が売りたいタイミングで現金化することが可能なので、急な事態にも対応することができます。

また、最近ではインターネットで証券口座を開設することができるので、忙しい方でも気軽に始めることができることも人気の理由です。

《メリット②》プロが不動産運用をしてくれるから安心!

REITの運用は専門家が行ってくれます。

そのため、初心者の方でも安心して自分の資金を投資することが可能です。

専門的な知識を持った不動産の専門家が運用をしてくれることで、知識のない方でも始めることができますし、投資で利益を受け取りやすい仕組みになっています。

また通常の不動産投資で必要な手続きもすべて運営元が行ってくれるので手間がかかりません。

《メリット③》分散投資が可能!

REITは投資信託のように多くの投資家から資金を集め、複数の投資対象に投資をすることでリスクを減らしています。

オフィスビルやマンションをはじめ、ホテルにも投資をしているRIETもあるので、一部の不動産価格が暴落をした際でもリスクを少なくすることが可能です。

通常の不動産投資は、分散投資がしづらいですが、RIETなら簡単に分散投資ができます。

REIT(不動産投資信託)のデメリット3つ

ここからはRIETのデメリットを紹介します。

主なデメリットは以下の通りです。

  • 災害リスクが大きい
  • 大きく相場変動する可能性
  • 運営元が倒産するリスク

それぞれ説明をしていきます。

《デメリット①》災害リスクが大きい

災害によって投資対象が損害を受けた場合、REIT自身の価格が変動することはもちろん、配当も少なくなる可能性があります。

もともと分散投資をしているためリスクの軽減はしていますが、だれも予想することができない災害があると、影響を避けることは難しいです。

《デメリット②》大きく相場変動をする可能性も

REITは投資信託のため価格の変動があります。

価格の変動によってプラスに働くこともありますが、逆にマイナスに働くことも。

相場が安定しないときは、上下が激しくなるので気持ちが落ち着かないかもしれません。

RIETを始める場合は「相場変動リスク」があることを頭に入れておきましょう。

《デメリット③》運営元が倒産するリスクがある

REITは運営法人が投資家たちから集めたお金で不動産投資をしています。

そのため、運営法人が倒産するリスクはゼロではありません。

もし倒産してしまった場合は、不動産を売却することで投資家へ返金ができますが、最初の投資額と同じ額が返金されるとは限らないので注意が必要です。

【投資法②】不動産小口化商品

OKをしている女性と家の模型

少額から始めることができる不動産投資の2つ目は、「不動産小口化商品」です。

不動産小口化商品とは、ある不動産を小口化して多くの投資家に対して販売をし、不動産で得ることができた利益を分配するという仕組みです。

RIETは複数の投資家が出資をして、複数の不動産に投資をしていますが、不動産小口化商品の場合、一つの不動産に対して投資をするので、その不動産が利益をきちんとだせるかどうかで配分が決まります。

投資額は一口数万円から数百万円という額が一般的です。

不動産小口化商品のメリット3つ

ここから不動産小口化投資のメリットを解説します。

代表的なメリットは以下の通りです。

  • 相続税対策ができる
  • 専門家が選んだ不動産にのみ投資ができる
  • 物件を管理する必要がない

それぞれ詳しく見ていきます。

《メリット①》相続税対策ができる

不動産小口化商品で取得した不動産は相続税対策にも使われることも多いです。

不動産は相続時に「相続税評価額」といわれる金額によって相続税が決まります。

一般的に「相続税評価額」は不動産価格の実際の価格よりも低くなることが多いので、相続税の納税額を低くすることができます。

《メリット②》専門家が選んだ不動産にのみ投資ができる

不動産小口化商品は専門家が選んだ不動産に投資をします。

通常の不動産投資では、自分で物件選びをしなければならないため初心者の方は利益が本当に出せるのか不安ですよね。

しかし、専門家が選んだ物件に対して投資したい人を募り、物件を購入するため、自分で始めるよりも利益が出る可能性が高いです。

また、自分では見つけることができないような不動産でも専門家が見つけてくれることがあるので、優良物件に出会う確率も高まります。

《メリット③》物件を管理する必要がない

通常の不動産投資では、不動産を購入した後も自分で管理を行わなければなりません。

しかし、不動産小口化商品は維持や修繕を投資先が行ってくれるため、購入後に手間がかからなくて済みます。

少額で手が出しやすいことに加えて、手間がかからないことから、本業がある方でも挑戦することが可能です。

不動産小口化商品のデメリット3つ

不動産小口化商品のデメリットを紹介します。

デメリットについてもきちんと理解して、後で後悔をしないようにしましょう。

不動産小口化商品のデメリットは以下の通りです。

  • 元本割れ・空室リスクがある
  • ローンが使えないため、自己資金で行う必要がある
  • 人気商品のためすぐ売り切れる

《デメリット①》元本割れ・空室リスクがある

不動産小口化商品は、共同で一つの不動産を購入して運用していきます。

RIETのように様々な不動産に分散投資をしているのではないので、投資をしている不動産の値段が下がると元本割れのリスクがあります。

また、投資不動産に入居者が入らない状態が続くと、賃料も入りません。

賃料の減額も考えられるので、こうした状況になると自分の配当が少なくなり、利回りが低くなる可能性もあります。

《デメリット②》ローンが使えないため、自己資金で行う必要がある

通常の不動産投資は、投資用のローンを組んで始めます。

それに対して、不動産小口化商品は融資を受けることができないため、投資のすべてを自己資金で行わなければなりません。

投資対象によっては数百万をこえる可能性もあるので、投資対象を選ぶ際はどれだけ自分が投資にお金を使うことができるのかをよく検討しましょう。

《デメリット③》人気商品のためすぐ売り切れる

不動産小口化商品は新しい投資手法ということもあり、人気が高いです。

また、選択肢もほかの投資法と比較するとまだまだ少ないため、すぐに売り切れてしまします。

特に優良な投資先は投資希望者が多くいるため、購入すること自体が難しいです。

【投資法③】不動産クラウドファンディング

最後に紹介する投資法は「不動産クラウドファンディング」です。

「不動産クラウドファンディング」という言葉を初めて聞いたという人もいるのではないでしょうか?

「不動産クラウドファンディング」とは、インターネット上で投資家から資金を集めて、不動産を購入し運営を行います。

サービスを提供している会社に登録をして自分で投資対象を選択します。

同じようなサービスに「ソーシャルレンディング」がありますが、「ソーシャルレンディング」よりも投資家が知ることができる情報が多いことから、自分で投資先を判断することができる点が人気の理由です。

不動産クラウドファンディングのメリット3つ

ここから不動産クラウドファンディングのメリットについて解説します。

代表的なメリットは、

  • 最低一万円から投資ができる
  • 投資家に有利に働く優先劣後スキームがある
  • 実物不動産と比較して圧倒的に手間が少ない

という3つです。

詳しく見ていきましょう!

《メリット①》最低一万円から投資可能!

不動産クラウドファンディングの一番のメリットは最低一万円から投資を始めることが可能ということです。

ここまで紹介した不動産投資は確かに少額で行うことができますが、不動産クラウドファンディングはその中でも一番少額で始めることができます。

そのため、自己資金がない方や融資を受けることが難しい状況の方でも不動産投資を始めることが可能です。

《メリット②》投資家に有利に働く優先劣後スキームがある

不動産クラウドファンディングを提供している会社の中には、投資家に有利に働く「優先劣後スキーム」を用意している会社もあります。

「優先劣後スキーム」とは、不動産の元本割れを防ぐための仕組みです。

不動産投資をしている最中にトラブルが発生し、損失が発生することがありますが、「優先劣後スキーム」があると運営者が損失の一定額を保証してくれます。

元本割れがなくなるというわけではありませんが、投資の最大リスクでもある元本割れリスクを軽減してくれるのは大きなメリットです。

《メリット③》実物不動産と比較して圧倒的に手間が少ない

不動産クラウドファンディングは申し込みまでの手間が実物不動産と比較して圧倒的に少ないです。

インターネットで申し込みができますし、不動産の所有期間中も特にすることはありません。

利回りは10%以下の場合が多いですが、専門家が選んだ不動産に投資をするので安定して利益を出せる可能性が高いです。

不動産クラウドファンディングのデメリット3つ

ここから「不動産クラウドファンディング」のデメリットを紹介していきます。

代表的なデメリットは

  • 少額の場合は利益が少ない
  • 不動産クラウドファンディングでは融資を受けることはできない
  • 途中キャンセルができないため、資産の流動性が低い

です。

詳しく解説をしていきます。

《デメリット①》少額の場合は利益が少ない

最低一万円から始めることができる「不動産クラウドファンディング」は利回りが特別低いわけではありませんが、投資額があまりにも低いと利益が少ない場合があります。

例えば、利回りが5%の投資対象に1万円を投資すると500円しか利益を得ることができません。

そこから税金を引くと実際の利益はもっと少なくなるでしょう。

投資というと大きな利益を得ることができるというイメージがあるため、少額でもそれが可能であると考えている人には「不動産クラウドファンディング」は向きません。

《デメリット②》不動産クラウドファンディングでは融資を受けることはできない

不動産クラウドファンディングを行う場合は融資を受けることはできません。

ただ、最低一万円から始めることができるので融資を受けなければ始めることができないというわけではないと思います。

そのため、自己資金が少ない人は少額から始めて、コツコツ投資資金を貯めましょう。

融資を受けることができないデメリットがありますが、それは自分の無理のない範囲で始めることができるというポジティブな要素でもあります。

デメリットをうまく利用して、不動産投資を始めましょう!

《デメリット③》途中キャンセルができないため、資産の流動性が低い

「不動産クラウドファンディング」は運用中のプロジェクトや会社によって、途中で解約ができないケースがあります。

証券会社で取引されているRIETの場合は、所有している途中で売却することも可能なので急に資金が必要になった場合に対応することができますが、途中で解約できないとなると資金流動が低くなります。

また、運用途中で不動産市場の景気が悪くなった場合でもキャンセルができないため、損失が増えることをただ見ていることしかできません。

不動産クラウドファンディングの中には、運用期間が半年のプロジェクトもありますので、初心者の方はできるだけ短いものを選ぶことでリスクを軽減しましょう。

少額不動産投資でもっと利益を出したい!

投資においてリスクとリターンは表裏一体です。

少額不動産投資はリスクが少ないですが、その分得ることができる利益も少なくなります。

そのため、初心者が不動産投資を始める際にはおすすめですが、投資にも慣れてきて、「もっと利益を出したい」と考えている場合は、ほかの投資法を検討してもいいかもしれません。

利益を出したいのならば区分所有を始めるのもあり

上記で紹介した3つの投資法からステップアップをしたい人は、区分所有で大家になってみてはいかがでしょうか?

区分所有をはじめる多くの場合ローンを組んで投資を始めますが、不動産の選び方次第では月1万円ほどで始めることも可能です。

割安な物件を選び、借入額を多くすることで自分の資金をできるだけ使わないという方法もあります。

しかし、区分所有はリスクも高い投資法なので、これから注意すべきポイントを3つ説明していきます。

【注意点①】区分所有をする際は、必ず空室リスクを把握しよう!

区分所有だけに言えることではありませんが、不動産投資には空室リスクがあります。

収益を狙って購入した不動産でも入居者がいなければ、利益はありません。

利益がなく、ローンの支払いのみが発生している状態が続くと生活を圧迫し、最終的に売却を検討しなければならないので注意が必要です。

特にマンションは競合が非常に多いので、周辺相場や需要をきちんと見極めないと空室リスクが高くなります。

区分所有を検討する際は、必ず空室リスクを踏まえて資金計画を立てることが大切です。

【注意点②】区分所有は管理費や維持費がかかる

区分所有をする際は、必ず管理費や維持費がかかることを考えましょう。

最初に紹介した少額不動産投資は、運用中に管理費や維持費がかかりません。

しかし、区分所有をすると固定資産税や修繕費などの費用が掛かってきます。

不動産会社が提示する「利回り」にはこうした維持費が含まれていないことがあり、実際に購入してみると、思っていたより利益が出ないということもあります。

区分所有をする際は、これらの費用を踏まえて不動産選びをすることをおすすめします!

【注意点③】管理会社選びはよく考えよう!

区分所有で不動産投資を行う際は管理会社を利用することになると思います。

管理会社選びは不動産投資の成功を左右するといっても過言ではありません。

そのため、値段だけで選ぶのではなくサービスや実績も考えて選ぶようにしましょう。

区分所有では、いかに入居者を切らさずに収入を得ることができるかが一つのポイントになります。

きちんと管理ができていないと、次の入居者が見つかりにくくなってしまうことがあります。

管理会社選びはよく考えて行うようにしましょう。

不動産投資初心者は少額から始めよう!

不動産投資は少額からでも始められることが理解できましたか?

始めるのに高額なお金がかかるというイメージの不動産投資ですが、今回紹介した投資法を使えば最低一万円から始めることができます。

1万円からであれば、初心者の方でも気軽に投資に挑戦できますよね。

例え少額投資でも投資法によっては利益を出すことが可能です。

少額から始めることでできるだけリスクを減らしながら、投資の感覚を養うことにも役に立つので、不動産投資に興味のある方はまずは少額から始めてみることをおすすめします!

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