「年収も上がってきたし、そろそろ一戸建てでも購入しようかな」と思う方もいるのではないでしょうか。
購入を検討している方の多くの人が維持費について疑問を持っているのでは?
一戸建て住宅は当然ながら維持費がかかります。
一戸建て住宅を購入する際は維持費がどれぐらい必要か理解しておくことが大切です。
一戸建て住宅を購入する場合、修繕費や税金等の維持費を自分で負担しなければならないですよね。
一戸建て住宅の維持費が分からないまま購入してしまうと将来の返済計画が立てられず、結果的には住宅ローンを返済できなくなってしまうこともあります。
そのためしっかりと戸建て住宅にかかる維持費を理解しておくことが大切です。
今回は一戸建てにかかる維持費がどれくらいかかるかを解説していきます。
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Contents
一戸建てにかかる維持費とは?
皆さんは戸建て住宅の維持費がどれくらいかかると思いますか?
結論から言うと戸建て住宅の維持費は年間でおよそ40万円かかります。
維持費には様々な種類があります。
固定資産税や都市計画税等の税金もかかります。
住宅を購入する際に保険の加入も必要ですよね。
保険にも様々な種類があります。
火災保険・地震保険と例を挙げるとキリがないです。
戸建て住宅の維持費を理解することで将来の返済計画が立てやすくなります。
返済計画の整備だけでなく、戸建て住宅を維持するために必要な費用詳細も把握できますね。
維持費は不動産の金額や住む場所、地域によっても大きく異なります。
それでは各維持費について簡単にご説明していきますね!
ガス・水道代等
維持費の中には当然、ガス代金や光熱費等の費用も含まれます。
ガス代は住宅に設置されているガスの種類によっても異なります。
皆さんは床暖房でもガス料金がかかることをご存知でしょうか?
一見ガスとは無関係そうな床暖房でもガス料金がかかるため、注意が必要ですね。
そのほかに光熱費や水道代もかかります。
光熱費や水道代はライフラインを支える大切な費用です。
住んでいる人数や使用頻度によっても異なりますが、生活している以上これらの維持費は必ず必要ですよね。
固定資産税
皆さんの中にも固定資産税という言葉を聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
固定資産税は不動産によって評価額が異なります。
固定資産税の税率は標準税率で1.4%と定められています。
また、平成32年3月31日までに建築された新築の一戸建住宅の場合は3年間で固定資産税の減額措置が適用されます。
そのため、住宅の納税額を1/2まで軽減することが可能です。
納税額を半分軽減できるなんて非常に嬉しい制度ですよね。
固定資産税の税金は土地によって税金が異なります。
住宅のみならず土地は特例の適用で減税されることもあるので、減税枠に対しても理解が必要ですね。
固定資産税は所有する土地建物に対して課せられる税金です。
固定資産税は毎年1回もしくは4回に分割して支払う必要があります。
固定資産税の計算式は以下の通りです。
固定資産税額=固定資産税評価額×1.4%
固定資産税評価額という言葉をご存知の方もいるのではないでしょうか。
固定資産税評価額は各自治体が定めた土地建物を評価した金額です。
土地の所在地のみならず、形や規模、建物の材質によって固定資産税評価額が異なります。
その他にも特例を利用することで固定資産税評価額のお軽減することが可能ですね。
皆さんの中には既に不動産を所有している方もいるのではないでしょうか?
既に不動産を所有している方は各市区町村から送付される課税明細書を確認しておきましょう。
課税明細書で固定資産税評価額を確認することができます。
固定資産税が上がることも
場合によっては固定資産税が上がることもあります。
新築一戸建て住宅を持った場合、要件を満たすと不動産に対する軽減措置が適用されることをご存知でしょうか?
軽減措置が適用された場合、減額期間は限られます。
固定資産税の減額期間は3年です。
減額から4年目になると、元々設定されていた税額に戻るので注意しましょう。
都市計画税
皆さんは土地都市計画税という言葉をご存知でしょうか。
都市計画税とは都市区画整理事業や都市計画事業の費用に対してかかる税金のことですね。
都市計画税の課税対象をご存知の方はいますか?
都市計画税の課税対象は都市計画による市街化区域内にある土地と建物です。
固定資産税と同様に毎年1回もしくは毎年4回に分割して支払う必要があります。
都市計画税を支払わなければいけないということを知らない方も多いので注意しましょうね。
保険料
続いて保険料の説明です。
保険はいざという時のために加入する物です。
地震や火災等の災害にあった場合に建物及び土地の補償として加入するものです。
何かあってから保険に入っても保険料は取得できません。
保険の種類としては主に火災保険、地震保険、家財保険が挙げられます。
それではここで挙げた3種類の保険について簡単に解説していきますね!
火災保険
火災保険という保険を聞いたことがある方も多いですよね。
火災保険は損害保険の一種です。
火災保険は火災や落雷等の事故によって生じた損害に対して建物・家財等の損害補償を行う保険になります。
ここで言う建物とはどのようなことを指すでしょうか?
火災保険の損害補償の対象となる建物は建物本体とその建物に付帯する物置等の設置物のことをいいます。
家財という言葉が何を指すか分かる方は少ないのではないでしょうか?
家財は建物の中にある家具等の物品を指します。
万が一あなたの家が火災の被害に遭った場合、建物だけでなく家財も損害を受けますよね。
損害を受けた場合、経済的なダメージを受けることになるでしょう。
イチから家具を揃えたり、家を建て直したりすることで高額な費用がかかります。
火災保険に加入しておけば、火災による損害負担額を軽減することが可能です。
火災が起きてから火災保険に加入しても火災の被害に対する保険料は受け取れません。
もちろん、火災が発生しないということに越したことはありません。
しかし、万が一のためにも火災保険は加入するべきではないでしょうか。
地震保険
地震保険という言葉をご存知の方もいますよね。
地震保険は他の保険と同様に様々な特徴を持っています。
地震保険は単体では加入できません。
地震保険に加入する際は必ず火災保険とセットで加入する必要があります。
火災保険は風水害火災等の自然災害による損害全般を補償する保険です。
しかし、地震による損害は補償されません。
地震保険は公共性の高い保険です。
地震保険はなぜ公共性の高い保険と言われるのでしょうか?
地震による損害額は非常に大きいため、地震保険を提供する保険会社のみで資金等を賄って運営することは不可能です。
地震保険については政府が保険を通じて関与することで保険会社が保険金を支払われなくなると言うリスクをカバーしています。
このようなことから地震保険は公共性が高く、公共性の高い保険と言われていますね。
家財保険
家財保険という言葉をご存知の方も多いのではないでしょうか。
家財保険は言葉通り家財に対する保険です。
住んでいる家にある家具等の花材が火災にあった時に備えるための保険が家財保険ですね。
家財保険は火災や自然災害等から家財を守る保険と言う認識で良いでしょう。
修繕費用
戸建て住宅を維持する際に必ず必要な費用が修繕費用になります。
一戸建ての修繕費用は期間にも異なりますが、約600万円から800万円かかるといわれています。
修繕費用だけでそんなにかかるの?と思う方もいるのではないでしょうか。
新築の場合、戸建て住宅では修繕費用が数年間発生しないことがほとんどです。
しかし、建物の劣化状況や自然災害等により補修改修が必要な際は修繕費用が発生します。
一般的には築10年を過ぎた頃から修繕費用が必要になるケースが多いです。
修繕費用として一番費用が高い部分が外壁塗装になりますね。
外壁塗装は言葉通り、外装の塗装部の改修工事です。
タイル貼りの住宅の場合はタイルの張り替え費用が発生します。
その他キッチントイレ等の水回りにより水回りの修繕費用とも場合によっては発生しますね。
劣化箇所が多いと当然、修繕費用も多額の出費になる可能性が高いです。
そのため修繕費用を見越した上で戸建住宅を建てるということがことをお勧めします。
木造住宅は維持費が高い
木造住宅は維持費が高いということを初めて知る方も多いのではないでしょうか。
木造住宅の維持費が高くなる理由の一つとしてシロアリが挙げられます。
中にはシロアリが発生しない木造住宅もあるため、一概には言えませんがシロアリが発生すると維持費が高くなります。
シロアリが原因で木造住宅の修繕費用が高騰化することも。
また、シロアリの被害はある程度劣化してからではないと気づきにくいです。
維持費をおさえるコツとは?
ここまで維持費についてお話してきました。
戸建て住宅を持つと、高額な維持費がかかることが分かりましたよね。
戸建て住宅は住みやすい反面、維持費がかかることも事実です。
とはいえ維持費を削減できる方法はあります。
それでは維持費を抑えるポイントについてお伝えしましょう
維持費をおさえるポイントは主に以下の3つです。
- 住宅ローン控除
- 早期の修繕
- リフォーム時は見積比較
ここで挙げた維持費をおさえるポイントについて簡単にご紹介していきます!
住宅ローン控除
一つは住宅ローン控除です。
皆さんの中にも住宅ローン控除という言葉をご存知の方もいるのではないでしょうか。
住宅ローン控除では家を購入した場合に一定の条件を満たすことで一定額の所得税額を免除できる制度です。
住宅ローン控除の場合、控除額は金額の1%で基本的には10年間が控除期間として定められています。
ただし、令和元年10月1日~令和2年12月31日までに住宅を購入した方は13年間の控除となります。
13年間の控除期間は非常に長いですよね。
住宅ローン控除は世帯単位での申請だけでなく個人単位で申請を行うことが可能です。
夫婦連帯で住宅ローンを組んでいる場合であっても二人の利用ができます。
中古や新築でも控除を受けることは可能です。
しかし、それぞれに条件が定められているため、その条件を満たさなければ控除を受けることはできません
早期の修繕
戸建住宅の維持費を安く抑えるポイントの一つが早期の修繕です。
修繕工事は建築物である以上、絶対に必要な工事です。
修繕工事に着手する期間が短ければ修繕費も抑えることができますよね。
早期に修繕箇所をみつけるためには定期的な点検が必要ですね。
マンション等では建物調査診断など定期的な建築設備調査を行います。
一方戸、戸建て住宅の場合は自ら定期的な調査をする必要があります。
マンションでは管理費を支払っているため、管理会社が定期的に点検していることがほとんどです。
戸建て住宅でも管理会社に依頼することはできますが、賃貸に出していない場合に管理会社に依頼することは珍しいです。
修繕工事費は工事内容によって工事費が異なります。
工事箇所は様々ですが主な改修箇所として挙げられることは屋上防水、外壁塗装等の工事です。
ほかにも給水設備を放置した場合、多額の修繕費用がかかる可能性があります。
日頃の日常清掃や定期的な点検をしっかりと行えば、多額の修繕費用がかかることなく小規模な工事で抑えることができます。
リフォーム時は見積比較
戸建て住宅の維持費を抑えるためにはリフォーム時に見積もりを比較する必要があります。
長期間にわたって住宅に住む際にリフォームを検討する方も多いですよね。
リフォームの金額はリフォームの規模や求める工事内容によって異なります。
会社によってリフォーム費用が異なるため、リフォーム会社選びは非常に大切です。
リフォームを依頼する際は複数社に依頼して見積もりを比較しましょう。
単独会社のみに見積もりを依頼するとリフォームの相場が分からないまま依頼してしまうことになります。
リフォームの相場を理解するためにも見積もり比較が必要です。
見積もり依頼会社は工務店ハウスメーカー藤野建築会社であれば依頼先はどこでも良いです。
ただし、大規模なリフォームであれば工務店に依頼した方が安く済むこともあります。
部分的な増築や新しい住宅性能を持たせるというようなリフォームであればハウスメーカーの方がお勧めです。
ハウスメーカーの施工技術は近年ますます向上しており、耐熱性能耐震性能頭を求める場合はハウスメーカーにリフォームを依頼する方が良いでしょう。
おすすめのリフォーム会社
そろそろリフォームしようかなという方もいますよね。
ここでは戸建て住宅をリフォームする際におすすめのリフォーム会社をご紹介します。
会社によって工事費用や得意な工事内容が異なります。
リフォームの工事費を抑えつつ、質の良い工事を行いたいなら、優良業者を選びましょう。
住友林業
住友林業は戸建て住宅の工事に強いハウスメーカーです。
旧家・古民家型の住宅のリフォームから現代の形式に応じたリフォームについても多岐に渡って対応している大手ハウスメーカーになります。
住宅のリフォームは工事箇所によってもリフォーム会社の強みが出ますが、住友林業ではどのような工事規模でも柔軟な対応が可能です。
設備の老朽化対策や地震対策といった工事にも対応できるので、大規模のリフォームを検討しているという方にはおすすめのリフォーム会社になります。
パナソニックリフォーム
パナソニックリフォームはパナソニックホームズグループです。
戸建て住宅だけでなく、マンションのリフォームにも対応しているリフォーム会社です。
リフォーム実績も豊富で技術力にも定評があります。
リフォームコンクールというリフォーム専門のコンテストでも入賞歴があり、高い技術力が評価されています。
外装・内装面のデザイン力もある会社なので、大幅に内装を変更したいという方にもおすすめのリフォーム会社ですね。
積水ハウス
積水ハウスをご存知の方も多いのではないでしょうか。
積水ハウスは大手ハウスメーカーの一つです。
外観・内観のデザイン性だけでなく、豊富な建築実績と確かな技術力を持つリフォーム会社になります。
通常、建築の内部空間・外部空間のリフォームが強い会社が多い中、積水ハウスでは水回り等の詳細部分においても定評がある会社です。
狭小空間を活かしたリフォームも上手なので、今の空間を有効活用してリフォームをしたいという方におすすめの会社になります。
維持費が高いなら
戸建住宅を購入する際に維持費が高いなと感じるのであれば住み替えも一つの手ですね。
家の購入時にかかる費用は住宅ローン等の維持費だけではありません。
保険屋修繕費用等も必要になるため、維持費を含めた家の購入を検討しましょう。
すでに家を所有している方もいるのではないでしょうか。
維持費を支払う方は築年数の経過に伴い、維持費が高くなることが考えられます。
維持費があまりにも高くなる場合は住み替えを検討するのも一つの手です。
皆さんの中には住宅ローンを完済している方もいるのではないでしょうか。
住宅ローンを完済している場合、家を売却してその売却額を基に新しい家に住み替えるということも一つの手です。
あなたの家を売却する場合は売却の相場を確認してみてはいかがでしょうか。
マンションと戸建て住宅はどちらが良いのか?
この記事を読んでいるほとんどの方は戸建て住宅の購入を検討している方ではないでしょうか。
これまで戸建て住宅の維持費についてご説明してきましたが、「住宅の維持費ってかなり高いな」と感じている方も多いと思います。
戸建て住宅の購入を検討している方の中にはマンションを購入した方が結果的に良いのでは?と思う方もいますよね。
ここでは戸建て住宅とマンションの購入を検討している方に向けて戸建て住宅とマンションの維持費についてご説明していきます。
戸建てには管理会社がない
マンションと戸建て住宅の違いとして戸建て住宅には管理会社がないということが挙げられます。
マンションでは月々の管理費や修繕積立金といった費用を支払うことで管理会社があなたに代わってマンションの管理を行います。
戸建て住宅では管理会社はついていないため、定期的な清掃や点検を自分自身で行う必要がありますね。
「建築知識も無いし不安だなぁ」と感じる方もいるのではないでしょうか?
戸建て住宅だからと言って管理会社をつけてはいけないというわけではないです。
管理会社によっては月々3,000円程度で戸建て住宅の管理を依頼できる会社もあります。
「戸建て住宅の管理は慣れてないし、しっかりと管理できるか不安だな」という方は管理会社に依頼しても良いでしょう。
マンションの維持費は一戸建てよりもかかる
「戸建住宅とマンションの購入どちらが良いか迷っている」という方もいるのではないでしょうか
マンションは管理の手間がかからないというメリットがあります、
マンションは一般的に戸建て住宅よりも維持費がかかります。
住宅の購入を検討する場合には建築費用だけでなく維持費を含めて予算額を調整することをおすすめします。
住宅ローンの返済計画を立てる際にも維持費がかかることを忘れずに返済計画を立てましょう。
マンションは一戸建てと比べて手間がかからない
マンションは戸建てと比べて維持管理の手間がかかりません。
戸建ての場合は修繕費用自分で支払わなければいけません。
大規模修繕等の修繕費用は管理費及び修繕費用で賄われることが多いです。
そのため個人負担額が低いと言うことがあげられます。
修繕時には戸建住宅とは異なり、工事の際の手間も少ないです。
建物の管理自体もマンションであれば 一般的には管理会社がマンションの管理をします。
マンションは戸建て住宅と比べて維持の手間はかからないというメリットがあります。
場合によっては駐車場や駐輪場利用する際にベッドの費用が発生します。
東京都内を例に挙げると駐車場代は約3万円から5万円程度が相場です。
車を所有している場合はこのような別途費用がかかることを頭に入れておきましょう 。
賃貸と持ち家はどちらが良いの?
賃貸住宅であっても維持費はかかります。
賃貸では毎月家賃がかかりますよね。
戸建て住宅の場合は固定資産税がかかりますが、賃貸では家賃がかかります。
また、駐車場や駐輪場を利用する場合には駐車場や駐輪場の利用料もかかりますね。
賃貸では共益費や管理費という費用も必要です。
「戸建て住宅を購入するくらいなら賃貸の方がコストを削減できるのでは?」と思う方もいますよね。
賃貸であっても維持費は必要なので、一概に賃貸の方が安いというわけではありません。
賃貸であっても戸建てであってもそれぞれの特徴があるので、自分が求める条件に合った方を選ぶのが良いのではないでしょうか。
まとめ
戸建住宅を建てる際は初期費用だけが出費ではありません。
建築後の維持費用を踏まえた上で戸建住宅の建築を検討しましょう。
維持費用としては固定資産税等の税金や火災保険等の保険料建物の維持に関わる修繕費用等が含まれます。
維持費は賃貸でも戸建て住宅でもかかります。
維持費を抑えるためには修繕工事を早期に実施することやリフォーム費用を抑える等のポイントが大切です。
小さな積み重ねが結果的に維持費を抑えることに繋がります。
リフォーム費用を抑えるなら優良業者を選びましょう。
施工不良等で追加工事になるとリフォーム費用が高くつきます。
そうならないためにも低コストで高品質のリフォーム会社に工事を依頼しましょう。
戸建て住宅とマンションのどちらでも維持費はかかります。
どちらもにも良さがあるため、自分の生活スタイルに合った住宅を選びましょうね!