住宅ローンを契約するためには、当然審査が必要です。
審査には様々な基準があり何を重視して審査されるのかは銀行によって異なります。
ある銀行では住宅ローンの審査に落ちてしまったのに、ある銀行ではあっさり通った!なんていう例も少なくないのです。
一度住宅ローンの契約を断られたからといって諦める必要はありませんよ!
では、まず住宅ローンの審査が甘い銀行とはどのような銀行なのかを見ていきましょう。
Contents
住宅ローン審査が甘い銀行の特徴
ではまず、住宅ローン審査が甘い銀行の特徴についてご説明いたします。
年齢制限が緩い
住宅ローンに申し込む際には年齢制限があります。
「満○十歳未満である事」といったように年齢によって審査を受けられるかどうかが決まっているのです。
満70歳未満を基準にしている銀行が多いですが、中には満80歳未満だったり満85歳未満だったりする場合があります。
そういった銀行は、そのように住宅ローンの審査基準を甘い条件にしてでも住宅ローン契約数を増やしたいと考えているので、審査も甘くなるのです。
勤続年数の縛りが緩い
こちらも年齢制限同様、勤続年数の縛りが緩い銀行の方が住宅ローン審査は甘いものになります。
住宅ローン審査における勤続年数の縛りはその多くが「勤続年数3年以上」と定めている場合が多いのですが、中には1年以上という比較的緩い縛りになっている銀行があります。
そうした銀行は住宅ローン審査が甘いということができるでしょう。
最低年収金額が低い
住宅ローン審査では、最低年収金額が設定されていることがほとんどです。
その多くが「200万円〜300万円以上」と設定されています。
しかし中には「100万円以上」で設定されているケースもあります。
そういった銀行は比較的住宅ローンの審査が甘いと言うことができるでしょう。
住宅ローン審査が甘い銀行の見分け方
住宅ローン審査が甘い銀行の特徴について見てきましたが、ではなぜ銀行によって住宅ローン審査が甘いかそうでないかの差が出てくるのでしょうか。
その見分け方についてご説明いたします。
住宅ローン審査の仕組み
そもそも住宅ローン審査は事前審査と本審査の二段階で行われます。
事前審査とは銀行そのものが行う審査で、本審査とは保証会社が行う審査です。
この保証会社の存在が住宅ローン審査が甘いかそうでないかを決定付けているのです。
資本力が弱い銀行は審査が甘い
銀行が持っている資本力が強い銀行の方が審査が厳しいと言われています。
それはなぜかと言うと、資本力が強い銀行は保証会社も同じ銀行グループで運営しており、審査もその銀行とグループ会社である保証会社にて行われます。
保証会社もグループ系列であるというところが実はポイントなのですが、もしあなたが住宅ローンを支払えなくなった場合、その負債は銀行と保証会社が被ることになります。
この時、銀行と保証会社が完全に別グループの場合はリスクを分散できるということになりますが、同じグループ系列の場合は負債が同じグループ内に降りかかるということになります。
ですから、保証会社を運営できないような資本力が弱い銀行の方が住宅ローン審査は緩いということができるのです。
住宅ローン審査が甘い銀行の種類
条件として審査が甘い傾向がある銀行についてはお分かりいただけたかと思うのですが、では実際に住宅ローン審査が甘い銀行の形態はどのような銀行になるのでしょうか。
地方銀行
いわゆるメガバンクと呼ばれるような大手銀行は審査が厳しいのが一般的です。
一方でそれぞれの地方に根付いた地方銀行は大手銀行に比べて審査が緩くなっている傾向があります。
大手銀行で住宅ローンの申し込みをして相手にもしてもらえなかったけれど地方銀行に相談したらあっさり審査に通ったというケースもあります。
信用金庫・信用組合
信用金庫、信用組合は地方銀行よりもさらに規模の小さい銀行です。
大手銀行や地方銀行でダメだった場合でも審査を通過できる可能性があります。
創立から日が浅い銀行
まだ創立から日が浅い銀行は比較的審査が甘い傾向にあります。
そうした銀行はとにかく契約件数を増やしたいという気持ちがあるため、住宅ローンの審査基準も緩く設定しているのです。
インターネット専業銀行
銀行でも、いわゆる「ネットバンク」と呼ばれるようなインターネット専業の銀行は住宅ローンの審査が緩くなっています。
理由は創立から日が浅い銀行と同じでとにかく契約件数を増やしたいと考える傾向があるので、これまでご紹介した銀行でローンを組めなかった場合もインターネット専業銀行ならローンを組める可能性があります。
まとめ
住宅ローンは、審査が厳しい銀行と甘い銀行があります。
住宅ローンには様々な審査項目が存在しますが、その判定基準は銀行によって様々です。
一つの銀行で住宅ローン契約を断られたからと言って諦めずに、審査基準が甘い銀行を探してみるようにしましょう!