携帯料金を延滞すると住宅ローンの審査に影響する?

住宅ローンの審査に申し込む際は、申し込み者の年収や勤務先情報の他にも、過去のローンの利用履歴などもチェックされます。

過去にローンの利用の中で延滞を起こしてしまうと、審査申し込み時に影響を及ぼしてしまいます。

携帯料金においても、影響をお呼びすことがあります。

支払いが遅れてしまったことがあると、それが原因で住宅ローンの審査に通過できないこともあります。

今回は、携帯料金の支払いと住宅ローンの審査の関係について解説していきます。

この記事で分かること

  • 携帯料金の支払い遅れはどのていど住宅ローンの審査に影響があるのか
  • 過去に携帯料金の支払い遅れの有無の確認方法

※本ページにはPRが含まれます。

住宅ローンの審査基準とは

まずは住宅ローンの審査基準を確認ていきましょう。

住宅ローンの審査では、大まかに分けて3つの項目をチェックします。

  • 申し込み者個人の情報
  • 収入に関する情報
  • これまでのローンの利用履歴(信用情報)

今回の記事で取り上げる携帯料金については、申し込み者のこれまでのローンの利用履歴(信用情報)の項目になります。

申し込み者個人の情報

個人情報では、申し込み者の年齢や家族の情報などをチェックします。

今現在は何歳か、既婚なのか独身なのかなども住宅ローンの審査時にはとても重要です。

また他にも健康状態をチェックするために申し込み者の団体信用生命保険の加入有無などもチェックされます。

高額なローンを組むことになるため、今後も継続的に返済できるかどうかをチェックする必要があります。

仮に健康上に問題があると、のちのち仕事を辞めざるを得なくなってしまうためです。

収入に関する情報

申し込み者個人の情報の次は、申し込み者の収入に関する情報から審査を進めていきます。

融資を行った後の返済に関わる重要な項目のため、厳しくチェックを行います。

申し込み者の年収から返済比率を考慮し、月にいくら住宅ローンの返済に回せるのか、この返済を何歳までつづけられるのかを元に審査を進めていきます。

これまでのローンの利用履歴(信用情報)

これまでのローンの利用履歴も、住宅ローンの審査時には重要なポイントとなります。

住宅ローンの審査時には申し込み者の信用情報のチェックを行います。

信用情報とは、これまでのローンの利用や申し込み履歴が保管されているものです。

この信用情報のチェックを行い、過去にローンの利用の中でなにかトラブルを起こしていないかをチェックします。

携帯料金の支払い滞納などを起こしてしまった場合、この信用情報に記録がつくようになっています。

そのため住宅ローンの審査において、信用情報のチェック時に携帯料金の支払い滞納などを起こしていると、審査に落ちてしまうという仕組みになってします。

携帯料金の支払いに遅れたことがあると住宅ローンの審査に落とされる?

住宅ローンの審査基準の信用情報でも解説したとおり、過去に携帯電話の支払いに遅れたことがあると、住宅ローンの審査に落とされることがあります。

しかし、ただ支払遅延しただけでは信用情報にキズはつきません。

携帯料金の支払い遅延が信用情報に影響を及ぼすのには、いくつかの要因があります。

  • 本体代の支払い時に滞納
  • 料金の支払いのクレジットカード払いの滞納
  • 長期的な支払い放置により強制解約になった

本体代の分割払いの支払い遅れを起こすと住宅ローンの審査に落ちる

携帯料金の支払いで住宅ローンの審査に落ちる原因になるのは、「本体代の分割払い時の料金滞納」です。

携帯電話やスマートフォンの本体代は一括での購入も難しく、分割払いで購入を行う人も多いですよね。

分割で支払た場合、毎月の利用料金と一緒に本体代の分割分の支払いも行います。

分割払いの場合、要はローンを組んで本体代の購入をおこなっているということになります。

そのため支払いが遅れてしまったりすると、ローンの返済が遅れてしまったということになってしまいます。

携帯やスマホの本体代の分割払いの場合、クレジットを組んでいるケースが多いです。このクレジット会社より信用情報に記録がつく仕組みとなるのです。

「ローンにした覚えはないんだけど…」という人は、携帯の契約時に『個別信用購入あっせん契約申込書』という書類にサインをしているため、チェックしてみましょう。

なかにはたった数日の滞納で信用情報に記録がついてしまうので、本体代を分割で支払っている人は普段から返済滞納を起こさないように気を付けておきましょう。

料金の支払いのクレジットカード払いの滞納

そもそも携帯の本体は一括で購入しているけど、それでも返済滞納をしてしまうと影響があるのか?

気になりますよね。

基本的に本体代などを分割購入を行っておらず、利用料金の滞納であれば、影響を及ぼすことはありません。

しかし一点注意したいのは、利用料金の支払いをクレジットカード払いにして、そのカードの支払いを滞納してしまったときです。

クレジットカードの未納や滞納でも、信用情報にキズが付く原因となります。

そこでクレジットカード払いにしているのにもかかわらず、クレカの料金の支払いができていないと、信用情報にキズがつく原因になりかねません。

場合によっては、クレジットカードの強制解約にもなりかねないのです。

そういったことを防ぐためにも、クレジットカード払いにしている時は支払い滞納を起こさないように気を付けましょう。

長期的な支払い放置により強制解約になった

本体代の支払いを滞納しすぎて、携帯の契約が強制解約になってしまった・クレジットカード払い滞納していてカードの強制解約になってしまった、なんてときも注意です。

この場合も信用情報にキズが付く原因になってしまいます。

携帯料金の支払いがどれくらい滞納すると住宅ローンの審査に影響するのか

携帯料金の返済延滞で住宅ローンの審査に影響を及ぼすことが分かりました。

しかし、延滞してすぐに信用情報に記録がついてしまうか、それともどのくらいの期間で影響を及ぼすのかが気になりますよね。

携帯料金の支払い滞納を起こしてしまった場合、信用情報に記録がつくのはどのくらいの日数がかかるのでしょうか。

61日以上または3か月以上の滞納で信用情報上に記録がつく

携帯料金の支払い滞納の場合、利用している携帯会社などによっても異なりますが、61日以上または3か月以上の滞納で信用情報上に記録がついてしまいます。

そのため数日程度の延滞では信用情報上では影響緒及ぼしません。

しかし中には数日の携帯料金の滞納ですぐに解約対象となってしまい、信用情報に影響を及ぼすことがあります。

そうなてしまわないように、返済が遅れてしまった場合は早めに対応をするようにしましょう。

信用情報のキズは5年経つと消える

一回携帯料金の滞納をしてしまい、信用情報にキズがついてしまうとどのくらいの期間はキズ情報として扱われるのでしょうか。

基本的に信用情報のキズは、その傷の原因となった状態が改善されてから5年間は信用情報上に残り続けます。

そのため、その間は住宅ローンの審査に申し込みを行っても、審査に通過することができなくなってしまいます。

またクレジットカードなどで解約となってしまい、信用情報に記録が残ってしまった場合。

解約となってしまっても滞納している分の支払い義務は残り続けるため、この支払を完済するまでは『5年』のカウントダウンは行われないのです。

その点も注意しておく必要があるでしょう。

自分の信用情報は照会してチェックできる

過去に携帯料金の滞納をしたことがあるけど、5年経ったか微妙…そもそも携帯代が原因なのかもわからない…。

この場合は、自分の信用情報の照会を行うことで、自分自身の信用情報をチェックすることができます。

信用情報機関に開示請求を行うことで、自分の信用情報をチェックすることが出来ます。

開示には開示手数料として1000円程度かかってしまいますが、審査に落ちてしまった理由がわからない場合は一度チェックしてみても良いでしょう。

光熱費などの滞納でも同様に信用情報に記録がつく

携帯料金だけでなく、光熱費などの滞納でも信用情報のキズの原因になりかねません。

携帯料金の支払い滞納などを起こしたことが無いのに、審査に落ちてしまう…という人は、他の原因で信用情報にキズがついている可能性があるため、そこをチェックを行いましょう。

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何度も携帯料金を滞納しているのなら見直しをしよう

何度も携帯料金の滞納をしてしまっている場合、そもそも携帯料金が自分の収入に見合っていないケースもあります。

頻繁に携帯料金を滞納してしまっていると、いつ信用情報にキズがついてしまうか分かりません。

その場合は、携帯料金の契約内容を見直すようにしましょう。

対処法としては、格安スマホ等に借り換えを行うことがおススメです。

現在大手キャリアのスマホの契約を行っている場合は、特にこだわりが無いのであれば格安スマホに変えましょう。

格安スマホだと通信面が心配…という声もありますが、最近は性能も上がってきているため、特に問題なく使えます。

このタイミングで見直しを検討してみましょう。

携帯料金のトラブルがあると住宅ローンの審査に影響がある

今回は、携帯料金の支払いが遅れていたりすると、住宅ローンの審査に影響を及ぼすのかについて解説してまいりました。

携帯料金の支払いが遅れてしまった場合、信用情報にキズがついてしまうと審査に影響を及ぼすことがあります。

この場合は本体代の分割払いなどを行っていると、延滞した際に審査に影響を及ぼすことがあります。

  • 61日以上または3か月以上の滞納で信用情報上に記録がつく
  • 本体代が無くてもクレジットカード払いで遅延をすると信用情報に影響がある

本体代の支払いが無く、利用料金のみであれば遅延をしても問題はありません。

しかし信用情報に問題が無いにしても、携帯料金の支払いが延滞しているのであれば見直しを行う必要があります。

よく検討を行い、審査に申し込みを行いましょう。

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