「住宅ローンを申し込みたいが、自分は借金している…」、「住宅ローンの審査を受けたら、家族に借金のことがバレるの?」などの質問を抱えている方は、少なくないでしょう。
確かに、借金があると住宅ローンの審査に不利だというのは事実です。
しかし、借金があっても、住宅ローンの審査に通った人もたくさんいます!
更に、借金が抱えている方が住宅ローンを申し込み際に注意すべきポイントと、お勧めの住宅ローン人気ランキング5選をまとめてみましたので、気になる方はぜひチェックしてみてください!
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Contents
住宅ローンとは?
まずは、住宅ローンというのを軽くご紹介させていただきます。
住宅ローンとは、住宅を買ったり、改築したりするために銀行や金融機関などから借金をすることを指しています。
従って、ほとんどの人が住宅ローンを申し込んで、そして毎月に返済をしていくことになります。
このような多くの人に知られる住宅ローンについてなんですが、実は2種類に分けられることは、ご存知でしょうか?
住宅ローンの種類
住宅ローンには、公的ローンと民間ローンに分かれられます。
それぞれ詳しく見ていきましょう!
公的ローン
公的融資には、財形融資と自治体融資に分けられます。
公的ローンは、名の通り公的機関が行う融資であり、財形融資や自治体融資などの種類があります。
2007年に「官から民へ」の行政改革が行ったことにより、これまでは政府系金融機関である公庫融資が、公的ローンを行う住宅金融公庫を廃止した。
一定の業務を引き継ぐ機関として、住宅金融支援機構が登場したが、特別なものを除いて、個人に対する直接融資は取り扱っていません。
そのため、新規の住宅ローンのほとんどは、民間金融機関になってきました。
民間ローン
民間ローンは、主に地方銀行や生命保険会社などの民間機関が行います。
民間ローンに関しては、大雑把に「提携ローン」と「非提携ローン」の二つに分かれることができます。
提携ローン
金融機関と不動産会社、あるいは金融機関とローン申込人の勤務先が提携して提供される住宅ローンは、「提携ローン」といいます。
提携ローンでは、通常窓口では扱わない金利優遇が適用されるなどのメリットもありますが、利用できる金融機関は限られています。
非提携ローン
上記の提携ローン以外の住宅ローンは、非提携ローンとなります。
金利の種類
住宅ローンに申し込む際には、自分に合った金利の種類を選ぶのが一番大事です!
住宅ローンの金利は以下に三種類に分かれます。
「固定金利型」、「固定金利選択型」と「変動型」です。
それぞれメリットや特徴が異なりますので、もうちょっと詳しく見てみましょう!
固定金利型
借り入れ時に契約で定めた金利が返済期間まで変わらない金利タイプというのは、「固定金利型」といいます。
将来に渡っても返済金額が変わらないため、返済計画がたてやすいですね!
もちろん家計の管理もしやすくなります。
また市場金利が低い時に借り入れをすると、金利が上昇してしまうリスクも背負わなくて済みます。
ただし、もし市場金利が下降した場合には、損になってしまいます。
また金利は、ほかのタイプよりもやや高めに設定されていますので、そこはご注意ください。
固定金利型選択型
「固定金利選択型」に関しては、固定金利型よりは柔軟で、3年、5年、10年など、一定期間だけの金利が固定されます。
固定期間が終わると、その時点で改めて変動型や固定金利選択型などを選ぶことができます。
自由度は高いタイプですが、固定期間終了後に、市場金利が上昇してしまえば、金利負担は大きくなります。
また、固定期間中は変動型には変更できませんので、申し込み前に必ずチェックしてください。
変動型
「変動型」の自由度は一番高いです。
名の通り、金融情勢の変化によって、金利が相応に変動されます。
金利の見直しは年に二回行いますが、返済額は五年ごと変更されるのが一般的です。
変動型を選ぶ場合では、市場金利が下がれば下がるほど、お得になります。
ただし、市場金利が金融情勢によって上昇してしまった場合は、返済額も相応に増加してしまうので、そのリスクを背負わなければなりません。
住宅ローンを組む前に、家計収支を見直し、自分にとって一番合っている金利型を選ぶのが、お得になるかどうかの分かれ目です。
借金があっても住宅ローンは借りられるの?
結論からいうと、借金があっても住宅ローンを組むことは可能です。
ただし、必ず審査に通れるわけではなく、状況によってはかわります。
それでは、借金が抱えている人に対して、住宅ローンの審査で見られるポイントは何でしょうか?
詳しくご紹介します。
審査で見られるポイントは?
審査で見られるところは、大雑把に二つに分かれています。
つまり、借金の「額」と「種類」ですね。
借金の額
まず重要なのは、現在が抱えている借金の額です。
住宅ローンの審査を行う銀行の側では、対象者の「年収に対する借金の割合」に重視する場合が多いです。
一般的には、年収に対する借金の負担率が30%以上に上回ると、審査に通れない可能性が出てきます。
例えば、年収が600万円の人が、30%の200万円の借金を抱えていると年間の借金返済額の上限になります。
住宅ローンを組む前に、先に現在持っている借金を完済してから考えた方がいいです。
借金の種類
申し込み際には、審査用紙に借金の額だけではなく、借入先やその用途などを細かく記入しなければなりません。
審査する側は、「いくら借金しているのか」だけではなく、「何のために借金しているのか」までも細かくチェックします。
例えば、教育ローンやマイカーローンなどであれば、印象は悪くなりません。
しかし、用途が不明なキャッシングが多額あったり、消費者金融から多くの借金があると住宅ローンを組めない可能性が高くなります。
特に最近では、スマートフォンお料金延滞も審査に見られると言われています。
このように、借り入れがあっても住宅ローンを組めるかどうかは、借金の額と種類によって総合的に判断されます。
「税金」の滞納があったら住宅ローンは組めない
前述した通り、多少借金があっても住宅ローンの審査に通れるケースは存在します。
しかし、税金が滞納している場合だと、話が違ってきます。
なぜなら、日本では最も支払いが優先されるのは「税金」となります。
例えば、銀行側が税金滞納者に融資したら、万が一返済が延滞になっている場合、銀行よりは税金の方が優先されます。
そのため、銀行にとってはかなりリスクが高くなり、住宅ローンが組めなくなります。
申し込むときに、借金を書かなければいいじゃない?
借金があるなら、住宅ローンの審査が不利になります。
だとしたら、住宅ローンの審査用紙に、税金の滞納や借金のことを書かなければいいじゃないの?
残念ながら、このように隠し通すことはできません。
その理由としては、銀行では信用情報機関という組織に加盟しております。
いわゆる「ブラックリスト」ですね。
そのブラックリストに登録されている個人の借入情報を照会することができます。
また、税金の滞納がある場合では、審査の時に提出される「納税証明書」で判断できます。
住宅ローンを申し込んだら、家族に借金がバレてしまうのか?
どころで、家族に内緒で借金している方も結構いると思います。
前述した通り、住宅ローンを申し込み際には借金についての申告が必要とされます。
そのせいで、家族に自分が借金していることがバレてしまうのでは?
そこはご安心ください。
銀行は審査の結果だけ知らせますため、例え審査に落ちたとしても、その理由が知らされません。
従って、家族に内緒で借金している場合でも、住宅ローンを申し込んだからといって、借金のことがバレてしまうことはまずありません。
「借りられるかどうか」ではなく、「返せるかどうか」の方が大事
現在が抱えている借金が多く、住宅ローンを組めるかどうかという微妙なラインの場合では、一番にお勧めできるのは、既存の借金を完済することです。
なぜなら、仮に住宅ローンの審査に無事に通り、銀行からお金を貸してもらえたとしても、返済が難しくなって破綻してしまう可能性が高いということだからです。
まずは焦らずに、既存の借金を返済してから再度申し込むのが一番確実ではないでしょうか。
また、どうしてもマイホームを購入したい事情がある場合では、もう少しやすい物件を検討し直すのも良い手と思います。
大事なことは、住宅ローンを「借りられるかどうか」ではなく、自分が確実に「返せるかどうか」であることを忘れてはいけません。
マイホームを購入する前に、できるだけ借金をしない方がいい
緊急性や必要性が低い場合では、できるだけ借金をしない方がお勧めです。
もちろん、借金があるからといって、必ずしも住宅ローンの審査に通れないわけではありません。
しかし、最初から借金をしていない状態で申し込むと、色々な不安要素も共に解消されます。
また、住宅ローンを組んだ後に、生活に支障が生じさせないように、できる限りクレジットカードなどで決済する方が得策でしょう。
お勧めの住宅ローン人気ランキング5選
最後では、お勧めの住宅ローン人気ランキングを詳しくご紹介します!
それぞれメリットや特徴などが異なる部分もありますが、5選をピックアップしましたので、ぜひチェックしてみてください!
1位:auじぶん銀行
人気ランキング1位を獲得できたのは、auじぶん銀行です。
変動金利も固定金利も、両方ともに業界トップクラスの低金利というところが、auじぶん銀行の特徴ですね。
変動金利は年0.41%、固定金利はわずかの年0.55%となりますので、非常にお得です。
更に、全ての怪我、病気もカバーする全疾病保障も無料で付いています(精神障害は除く)。
住宅ローンを検討している方なら、ぜひauじぶん銀行のホームページをチェックしてください。
2位:ジャパンネット銀行
ジャパンネット銀行は、ヤフー・三井住友銀行のグループ会社なので、非常に安心感が高いですね。
現在の情報(2020年5月20日)によると、変動金利は年0.399%、10年固定金金利は年0.62%になります。
事務手数は借入金額x2.20%(税込)で、団信保険料や繰上返済手数料などは全て無料となります。
要注意なところは、返済方法は元利均等のみになっていることですね。
そして、現在新型コロナウイルスの影響で、審査時間が大幅に延長されています。
普段は大体2、3週間程度でしたが、今では1ヶ月以上かかる可能性もあるので、急ぎの方は注意する必要があります。
3位:イオン銀行
3番目のお勧めはイオン銀行です。
イオン銀行の特徴としては、保証料と一部繰上返済手数料が無料というところと、イオングループでの
買い物が毎日5%OFFされることです。
当初10年固定金利は年0.62%で、変動金利は他の銀行と比べてやや高い、年0.52%になります。
イオン銀行は他の銀行より審査がゆるいと言われますが、特に悪いところはないです。
その上、イオンカードのゴールドも手に入れられるので、イオンを良く利用する人にはかなりお勧めできます。
4位:住信SBIネット銀行
三井住友信託銀行とSBIホールディングスが協働出資している、住信SBIネット銀行の信頼感もかなり高いですね!
「魅力的な金利」と「充実な保障」は、住信SBIネット銀行の一番の特徴です。
変動金利は年0.457%、固定10年金利は年0.71%、そして全期間固定金利なら年0.85%となります。
当時の金利としては他の銀行と比べて大分安いと言えるでしょう。
さらに、女性限定で「ガン診断給付金特約」が金利上乗せ0で付帯なので、女性の方に非常にお得になります。
気になるところについては、表示金利は最大金利が引き下げ幅時の適用金利なので、審査結果によっては、0.1%ほど表示金利に上乗せされる場合があります。
申し込み際にはそこだけご注意ください。
5位:新生銀行
新生銀行の一番のメリットとしては、変動金利・固定20年・35年を需要に応じて自由に選べるところです。
そして、お客様一人一人に専任担当者が付いてくれるので、不安や問い合わせしたい方にはご安心ください!
住宅ローンを検討する方は、新生銀行もお勧めです!
まとめ
以上、借金を抱えている方に住宅ローンの審査で見られるポイントをご紹介し、お勧めの銀行もピックアップさせていただきましたが、いかがでしょうか?
借金があったとしても、審査に通れる可能性も十分にあります。
しかし、借金がない方が審査に通りやすいのも事実です。
住宅ローンを組むことを検討しているなら、できる限り住宅ローンの申し込み前に借金をするのは控えておいたほうがいいかもしれません。
また、既に借金をしている方には、住宅ローンを借りる前に先に完済しておくのがお勧めです。
なぜなら、借金以外で住宅ローンが重ねてしまったら、その分だけ返済にかなり負担がかかってしまいます。
借りたお金を、完済するまで無理なく返済し続けられることは何よりも大事ということは常に意識すべきだと思います。