住宅ローンの借り換え時に費用を上乗せすることは可能?【得になる借り換え方】

住宅ローンの借り入れと同時に費用の上乗せをする方法はないですか?

住宅ローンの借り入れを考えている人は、このように考えている方が居ます。

結論から言ってしまえば、借り換える際に費用の上乗せをすることは可能です。

ただし注意しなければならない点として、住宅ローンの借り換え以外のために上乗せすることはできません。

これをしてしまうと、契約違反になってしまうので必ずリフォームや諸費用に対する上乗せだけをするようにしましょう。

この記事では、住宅ローンの乗り換え費用にリフォーム代や諸費用を上乗せる方法や、借り換えるメリットについて解説します。

借り換え時に上乗せを考えているという方は是非参考にしてください!

住宅ローンの借り換えとは?どんなメリットがあるの?徹底解説

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住宅ローンを借り換える際に上乗せして借り入れることは可能

先程も言いましたが、住宅ローンを借り換える際に上乗せして借り入れることは可能です。

借り換えるための方法としては、

  1. 借り換える住宅ローンに上乗せして借り入れる
  2. 借り換えローンとは別に諸費用ローンを利用する

のどちらかの方法を取る必要があります。

住宅ローンの借り換えをするとなれば、手数料や保証料で数百万円程度掛かることが一般的です。

これらの『諸費用を支払うための費用がない』という方や、『一括で支払うのが難しい』という方は、上記の方法が撮れるような金融機関を探して借り換える事をおすすめします。

ただ、金利面だけで言えば借り換える住宅ローンに上乗せしてしまったほうが低金利になることが多いのでお得になります!

住宅ローンを借り換えるメリット

住宅ローンを借り換えるメリットはいくつかあります。

  1. 住宅ローンの総返済額を減らすことができる
  2. リフォームローンを一緒に借りることができる
  3. 利便性が向上する可能性もある

これらのメリットが挙げられます。

一つずつ紹介します。

住宅ローンの総返済額を減らすことができる

住宅ローンを借り換えることによって得られるメリットとしては、住宅ローンの総返済額を減らすことができるという点です。

住宅ローンの残りの返済額や金利によって変わりますが、今よりも金利の低い住宅ローンに借り換えることができれば、数十万から数百万円単位で返済額を減らせる可能性があります。

リフォームローンを一緒に借りることができる

自宅のリフォームを検討しているのであれば、住宅ローンの借り換えを一緒にすることも可能です。

仮にリフォームローンを単体で利用するとなれば、金利は2%以上になることが多いのですが、住宅ローンの借り換えと一緒にリフォーム資金も借り入れてしまえば、低金利かつ長期間でリフォームの借り入れをすることができるようになります!

リフォームを考えている方は、住宅ローンの借り換えと同時に借り入れることがおすすめです。

利便性が向上する可能性もある

給与振込口座と住宅ローン返済口座が別々の場合や複数の借り入れをしている場合、借り換えることによって銀行を一本化することができます。

そうすれば、給与振込口座から資金の移動をする必要が無くなり、利便性が向上するということもあるでしょう。

全員が得られるメリットでは無いかもしれませんが、口座を分けている方は大きなメリットになること間違いないですね。

住宅ローンを借り換えるデメリット

ここまでではメリットについて解説してきましたが、デメリットもあります。

  1. 諸費用が掛かる
  2. 手続きが必要

これら2つのデメリットがあるので、一つずつ解説します。

諸費用が掛かる

ローンの借り換えを行う場合には、様々な費用が必要になります。

  1. 全額繰上返済手数料
  2. 抵当権抹消費用
  3. 保証料
  4. 事務手数料
  5. 抵当権設定費用
  6. 印紙税

これらが借り換えを行う際に掛かる諸費用です。

すべて合わせると100万円程度必要になることがあります。

これらの費用は、借り換えを行うことで相殺することも可能ですが、見極める力が必要です。

手続きが必要

借り換えをする際には、住宅ローンを組む時と同じように審査が必要になるので、住民票を用意したり、所得証明書を取りに行ったりと忙しくなってしまいます。

たくさんの書類を用意する必要があり、契約手続き時にもまとまった時間が必要になるということを覚えておきましょう。

また、借り換えをすることができたら、新しい銀行の口座から住宅ローンの引き落としがされるようになるため、給与振込口座を変更したり、クレジットカードの返済口座を変更したりといった手間があります。

勤務先の給与口座を変更できないという方は、毎月給料が振り込まれるたびに住宅ローンの引き落とし口座にお金を入れなければならないため、面倒くさいと感じる方もいるでしょう。

このように色々な鉄吹きが必要になり、多くの時間を取られる事を覚えておきましょう。

リフォームする場合には住宅ローンに上乗せして借り換えることが可能

メリットの欄でもリフォームについてのメリットはお話しましたが、ここではもう少し詳しく解説します。

リフォームの費用を住宅ローンに上乗せすることによって、月々の返済額を大幅に抑えることができるということは先程解説しましたね。

では、具体的にどのくらいの費用がお得になるのか計算してみましょう。

ここでは借り換えの費用を1000万円、リフォーム費用を250万円として計算します。

  1. 住宅ローンの借り換えに上乗せする方法
  2. 借り換え住宅ローンとリフォームローンの2種類を利用する方法

この2種類の方法を比較することでどのくらいにお得になるかわかると思います。

ケース 借入金額 金利
(変動金利)
返済期間 返済月額 支払総額
住宅ローンの借り換えに上乗せする方法 1250万円 年利0.5% 20年 54,742円 13,137,955円
借り換え住宅ローンとリフォームローンの2種類を利用する方法 借り換え住宅ローン:1000万円 リフォームローン:250万円 住宅ローン
年0.5% リフォームローン
年2.8%
住宅ローン20年  リフォームローン10年 合計67,703‬円 合計13,379,529円‬

このような費用になることがわかります。

借り換え住宅ローンでリフォーム代まで借り入れた場合と、住宅ローンとリフォーム代を別々に借り入れた場合には、241,574円の差が生じることになるとわかりました。

この結果からわかるように、住宅ローンに上乗せした方がお得です。

また、同じ口座から引き落としてもらえるため、家計の肝利も簡単にすることができます。

できる限り支払額を抑えたいと考えている方は、住宅ローンの借り換えに上乗せする方法をおすすめします。

住宅ローンの借り換える際にその他のローンを上乗せして借り入れることは不可能

この記事の最初に少しだけ触れましたが、住宅ローンの借り換えで上乗せすることができるのは、住宅に関係している費用のみです。

例えば、リフォームや住宅ローンを利用する時に必要な手続き費などですね。

なので、自動車ローンや教育ローン、カードローンなどには利用することができません。

仮に、住宅ローン以外に利用するために借り入れを行った場合には、オーバーローンと呼ばれ、契約違反になってしまいます。

オーバーローンをして審査に通ってしまったとしても、オーバーローンが発覚した場合に一括返済を求められる事があるので、絶対にしてはいけないことです。

分割での納付は受け付けてもらえないので、巨大な金額を一気に用意しなければなりません。

このようなリスクもあるので、オーバーローンはしないようにしましょう。

住宅ローンは住宅に関連することに対して利用するための借り入れです。

住宅ローンを利用しようと考えている方は、このことを忘れないようにしましょう。

住宅ローンを借り換える際の目安

現在借り入れをしている住宅ローンから借り換えをする場合には、事務手数料や保証料などの費用が掛かってしまいます。

具体的にどのくらいの費用がかかるのかというのと、諸費用をすべて合わせて100万円程度です。

諸費用で100万円程度掛かってしまうので、金利だけを見て乗り換えをしてしまうと総返済額を減らすことが出来ないかもしれません。

なので、ここでは住宅ローンを借り換える際の目安について解説します。

早速ですが、住宅ローンを乗り換える際には、以下を目安にしましょう。

  1. 1,000万円以上
  2. 10年以上
  3. 金利差が1%以上

これらの条件を満たしている場合であれば、住宅ローンから借り換えを行ってメリットが大きいと言われています。

これら3つの条件が揃っていたとしても、『諸費用を支払うための現金が準備できなければ行けないのですか?』という疑問を持っている方も少なくありません。

また、諸費用を支払ってしまうと貯金が底をついてしまうという方もいらっしゃいます。

このような場合には、諸費用分の資金も上乗せして借り換えをする事が可能です。

これはりフォームの上乗せと同様に、住宅関連の費用とみなされるので、オーバーローンとなることはありません。

どうしても現金を用意できないという方はぜひ利用してみてください。

また、上乗せして借り換えをすることが出来ないという方は、諸費用ローンという手もあります。

住宅ローンに上乗せして借りることができると言いましたが、ローン残高が多いと住宅ローンに上乗せして借りることが出来ない場合もあります。

その場合には、『諸費用ローン』というローンを使うといいでしょう。

ただし、住宅ローンに上乗せして借りるよりも金利が高くなってしまいます。

住宅ローンに上乗せするよりも、金利が高くなってしまうデメリットが有るため、諸費用をローンで支払うことはおすすめできません。

しかし、諸費用をローンで借り入れてもなお住宅ローンを減らすことができるのであれば、借り換えを検討してみるといいでしょう。

上乗せして借り換える際の注意点

住宅ローンを上乗せして借り換える際には、3つの注意点があります。

  1. 審査が厳しい
  2. 健康状態が悪いと借り換えが難しい
  3. 諸費用は最初だけ掛かるわけではない

このような注意点があるので、一つずつ解説します。

審査が厳しい

住宅ローンを借りるときと同じように審査が行われるのですが、審査基準が厳しいということを覚えておきましょう。

例えば、年収が少し減少していると審査に落ちてしまったり、転職を繰り返していると落ちてしまったりするので、少し厳しいと言えます。

ただし、転職の場合には給料が上がっているということを主張できれば審査が通る可能性が上がるので、心がけてみましょう。

健康状態が悪いと借り換えが難しい

審査の条件は、お金や職の有無だけではありません。

借り換えを行う本人の方の健康状態によっても左右されます。

借り換えを行いたいと考えているのであれば、健康状態にも注力しましょう。

どのような健康状態だと審査が通らないのか、詳しくは決められていませんが『住宅ローンを組んだときよりも健康状態が悪化している』と借り換えの審査に通らないことがあります。

諸費用は最初だけ掛かるわけではない

住宅ローンの借り換えを行う際に諸費用が掛かるということは先程も解説しましたが、それは借り換えを行う際だけではなく、金利上乗せタイプというものがあります。

前払い一括型と金利上乗せ型に分かれているので、借り換えを利用する際にしっかりと確認しましょう。

とは言っても上乗せする金利は0.2%程度なので、決して高い数字なわけではないですが、借り換えを行ってから気づいても遅いので、しっかりと確認する必要があります!

まとめ

住宅ローンの借り換えに費用を上乗せすることは可能です。

借り換えを考えるときには、

  1. 1,000万円以上
  2. 10年以上
  3. 金利差が1%以上

これを目安とするといいでしょう。

面倒に感じるようなデメリットもありますが、それ以上に費用削減をすることができるので、住宅ローンを安くしたいという方は一度借り換えを考えてみてください。

また、リフォームをする際にも住宅ローンに上乗せして借りることができるのでとてもお得です。

リフォームも一緒に考えている方はぜひ利用してみてくださいね!

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