住宅ローンの借り換えができないケースとは?借り換え審査に通りやすくする方法

住宅ローンを利用している方の中には、住宅ローンの借り換えを行って、お得に住宅ローン返済をしようと考えている方もいると思います。

しかし、住宅ローンの借り換えは、新規借り入れ時よりも審査の内容が厳しくなっていて、簡単に借入審査にとおるわけではありません。

今回の記事では住宅ローンの借り入れができないケースを解説します。

その後、借り入れと新規借り入れ時の違いを解説するので、住宅ローンの借り換えを考えている方は、現在のご自身の状況と比べてみましょう。

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住宅ローンの借り換えができないケースとは?

まずは、住宅ローンの借り換えができないケースについて解説します。

住宅ローンの借り換えができないケースは以下のとおりです。

  • 同じ金融機関のローンを利用する
  • 公的な住宅ローンへの借り換えをする
  • 住宅ローンを利用して購入した物件を賃貸として出した場合
  • 転職をした場合
  • 個人事業主になった場合
  • 収入が減っている場合
  • 健康状態が悪くなっている場合
  • 購入した物件が担保としての価値がない場合
  • 信用情報に傷がついている場合

これらのケースをそれぞれ解説します。

同じ金融機関のローンを利用する

住宅ローンの借り換えをしようと思っている金融機関が現在借り入れている住宅ローンと同じ会社だと、借り換えを行うことはできません。

同じ金融機関の中でも、様々な種類の住宅ローンがあるので、現在利用している住宅ローンよりもお得になるものはたくさんあるかと思います。

しかし、それを認めてしまっては、金融機関が損をするだけですので、どの金融機関も認めていません。

住宅ローンの借り換えではなく、返済が厳しい場合には、対応してくれる可能性もあるので、借り換えでなくてもいい場合には相談をしてみましょう。

公的な住宅ローンへの借り換えをする

公的な住宅ローンでは、借り換えをすることはできません。

公的な住宅ローンというのは以下に当てはまるものです。

  • 財形融資
  • 自治体融資

このどちらかの住宅ローンを利用しようと考えている方は、借り換えで利用できないので注意してください。

住宅ローンを利用して購入した物件を賃貸として出した場合

住宅ローンを利用して購入した物件に住まなくなったからと言って、賃貸として出してしまうこともあるでしょう。

住宅ローンは、収益を生むような物件に対しては融資を行ってくれないので、住宅ローンの借り換えを行うことはできません。

それでも住宅ローンの借り換えを行いたいのであれば、事業用ローンを利用することになります。

しかし、一般的な住宅ローンよりも金利が高くなることが多いため、借り換えとして利用することは難しいですね。

転職をした場合

住宅ローンを利用するときには勤続年数を調べられたかと思いますが、それは借り換え時にも同じです。

最低でも、3年間は同じ勤務先に勤めておくべきでしょう。

そのため、転職して収入が上がったからと言って、すぐには借り換えをすることはできません。

3年ほど勤続してから、住宅ローンの借り換えを考えましょう。

個人事業主になった場合

転職と同じく、個人事業主や起業をした方も同じです。

個人事業主や起業をした方だと、住宅ローンの審査に決算申告書というものが3期分必要になります。

住宅ローンの借り換えをしたいのであれば、少なくとも起業や独立してから3年程度は待ったほうがいいでしょう。

収入が減っている場合

基本的に、住宅ローンの借り換えを行うとなれば、年を重ねているはずなので年収は右肩上がりの方が多いです。

しかし、年収が下がってしまっている方も中にはいらっしゃいますよね。

そのような方だと、住宅ローンの借り換え審査におちてしまう可能性が高いです。

また、住宅ローンには返済負担額を気にしています。

収入が減ってしまった場合には、返済負担率が高くなってしまうので、借り換えをすることができません。

収入が上がってから、住宅ローンの借り換えを考えましょう。

健康状態が悪くなっている場合

住宅ローンの借り換えを行うときには、40代後半から 50代、60代の方も中にはいるでしょう。

それだけ年を重ねていると、ケガや病気になってしまってもおかしくはありません。

基本的に住宅ローンを利用するとなれば、団体信用生命保険に加入しなければならないので、借り換え先の団体信用生命保険に加入できなければ住宅ローンの借り換えを行うことはできません。

健康状態が悪くなってしまった方は、住宅ローンの借り換えを諦めることになるでしょう。

購入した物件が担保としての価値がない場合

購入した物件の価値というのは、年々減少します。

そもそも、住宅を購入した時点で2割程度、価値が下がると言われているので、担保としての価値がなくなる可能性があります。

住宅ローンの借り換え時にも、購入した物件を担保とすることが基本なので、価値がなければ借り換えはできないでしょう。

信用情報に傷がついている場合

住宅ローンを借り入れるときにも確認されたポイントですが、信用情報に傷がついていると住宅ローンを借り換えはできないでしょう。

特に、過去一年以内に住宅ローンやその他のローン、クレジットカードなどの返済延滞が合った場合には、借り換え審査に通ることはまずありません。

信用情報に関しては、自分自身で調べることができるので、借り換えを考えている方は、一度調べてみましょう。

住宅ローンの借り換え審査に通りやすくする方法

電卓を持ってOK指をしている女性ここからは、住宅ローンの借り換え審査に通りやすくする方法について解説します。

住宅ローンの借り換え審査に通りやすくする方法は以下のとおりです。

  • 多くの金融機関の借り換え審査を受ける
  • 借り換え前に繰り上げ返済を行って元本の費用を小さくする

これらの方法を利用することで住宅ローンの借り換え審査に通りやすくなります。

それではそれぞれ解説します。

多くの金融機関の借り換え審査を受ける

住宅ローンの審査は何回受けても問題ありません。

そのため、いろいろな金融機関の住宅ローン借り換え審査を受けることが一番手っ取り早いです。

また、複数の借り換え審査に通ってしまったとしても、条件のいい金融機関を選べばいいだけですので、安心してください。

住宅ローンの借り換えを考えているのであれば、いろいろな借入審査を受けておきましょう!

借り換え前に繰り上げ返済を行って元本の費用を小さくする

住宅ローンの借り入れをする前に、繰り上げ返済をして元本の費用を小さくしておくことをおすすめします。

繰り上げ返済というのは、毎月の返済に加えて、ご自身の好きなタイミングで返済することができる制度です。

繰り上げ返済では、利息分を考慮せず、元本の部分を返済していくことができます。

元本の部分を減らしていければ、住宅ローンの借り換え審査にも取りやすくなるので、借り換え審査の前には、繰り上げ返済を利用して元本を減らしておくことをおすすめします。

住宅ローンの借り換えは新規借り入れの審査よりも厳しい

住宅ローンの借換えは、新規の借入時よりも審査が厳しい傾向にあります。

しかし、住宅ローンの借り換えをすることによって、結果的に支払う返済金額が安くなる可能性があります。

返済金額を少しでも減らしたいと考えているのであれば、住宅ローンの借り換え審査をたくさん受けてみましょう。

住宅ローン借り換え審査の完全マニュアル!審査が甘い・通りやすい住宅ローンはあるのか?

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