同じ銀行で住宅ローンの借り換えをすることはできるのか?交渉ポイントを紹介

住宅ローンを利用している方は、借り換えを行って総支払金額を減らしたいと考えますよね。

特に最近では低金利状態が続いているため、借り換えを行うことでお得に住宅ローンの返済を行うことができます。

同じ金融機関であっても、金利というのは変わっていきます。

借り入れ当初は1.525%だったのに、現在は1.025%になるようなこともあり得るでしょう。

そうなったときに、住宅ローンの借り換えを行うことでお得に返済することができるわけですが、信用のある同じ銀行で借り換えを行いたいと考える方もいるのではないでしょうか。

今回の記事では、住宅ローンの借り換えが同じ金融機関でもすることができるのかいついて解説します。

その後、交渉ポイントや元金を効率的に減らす方法なども解説するので、住宅ローンの返済を行っている方は是非参考にしてください。

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同じ銀行で住宅ローンの借り換えをすることはできるのか?

ではさっそく同じ金融機関で住宅ローンの借り換えを行うことができるのかについて解説します。

結論から言ってしまうと、同じ金融機関で住宅ローンの借り換えを行うことはできません。

そもそも、住宅ローンの借り換えというのは、現在借り入れている銀行のローン残高と同額の金額をいい条件で借り入れて、現在の住宅ローンを一括で返済する方法です。

仮に、同じ銀行で借り換えができるようになってしまったら、常に最新の金利で返済することが可能になってしまいますよね。

そんなことをしても、金融機関には何の特もありませんから、同じ金融機関で借り換えを行うことはできません。

もちろん、借り換えを行うことで手数料がかかりますので、そこで利益を生み出していることもあります。

借り換えを行う際には手数料が掛かるということも覚えておきましょう。

住宅ローンの借り換えができない場合に効率的に返済額を減らす方法

お金と電卓と握手している二人

それでは、同じ金融機関で借り換えができない場合に返済額を効率的に減らす方法について解説します。

同じ金融機関で借り換えができない場合に返済額を効率的に減らす方法は以下のとおりです。

  • 同じ銀行で金利タイプを変更する
  • 同じ銀行で金利を下げてもらう
  • 繰り上げ返済で効率的に元金を減らす

これらの方法を利用して効率的に住宅ローンの返済を行いましょう。

では、それぞれ解説します。

同じ銀行で金利タイプを変更する

同じ金融機関で借り換えはすることができません。

しかし、金利タイプを変更することは可能です。

固定35年ローンや固定20年ローンを利用している方は、固定期間中に金利タイプを変更することはできませんが、それ以外の方であれば金利タイプを変更することができます!

具体的には以下のようになっています。

  • 変動金利タイプから固定金利
  • 固定金利期間終了後から変動金利

このように金利タイプを変更する方法はいくつかあります。

金利タイプを変更するだけなので、借り換え時に必要な手数料がかかりません。

審査も必要ないため、無駄なお金や時間が取られないという点でもメリットが大きいです!

先程、固定35年ローンや固定20年ローンを利用している方は、固定期間中に金利タイプを変更することはできませんと言いましたが、金融機関によっては手数料を支払うことで金利タイプを変更することができます。

この場合も借り換えと同じで、手数料よりも支払う金額が減るのであれば、どんどん変更したほうがいいでしょう!

同じ銀行で金利を下げてもらう

住宅ローン返済中に金利条件の変更の交渉をすることも可能です。

借り入れ当初よりも金利が下がったからと言って、その金利を適用してもらうことはできません。

ただし、借り入れを考えているということを現在の住宅ローンを借り入れている金融機関に相談することによって、金利が下がるケースがあります。

元々は、金利が下がるようなことはなかったのですが、最近の傾向として住宅ローンの借り換え需要が増加しているために、交渉することで金利が下がることもあるようです。

交渉をすることはできますが、いわゆる必勝法のようなものはないので、金融機関側の判断が大きいです。

条件を変更してもらうための交渉材料は以下のとおりです。

  • 借り入れ当初よりも収入が上がっている
  • 住宅ローン以外のローンを併用する
  • 銀行口座の利用を活発化させる(給与振込口座にする・公共料金引き落とし金融機関にする・定期預金を利用する)
  • 借り換えの仮審査結果

これらを交渉材料として持ちかけてみましょう。

この中でも最も重要なのが、借り換えの仮審査結果です。

仮審査まで行っているということは、借り換えを本気で考えていることをアピールすることができます。

そのため、金融機関側も借り換えを止めるために金利を下げてくれる可能性が上がるでしょう。

しかし一般的に考えても、これらの条件が揃ったとしても全員の金利を下げるとは思えません。

そのため、金融機関側にメリットがあると判断してもらえないと金利が下がらないということは覚えておきましょう。

繰り上げ返済で効率的に元金を減らす

借り換えや返済方法の変更とは別ですが、繰り上げ返済を行うことで効率的に元金を減らすことができるということを覚えておきましょう。

住宅ローンは元金を減らすことができれば、返済期間が短くなります。

返済期間が短くなれば、利息も減っていくため元金を減らすことが一番重要だということがわかりますよね。

借り換えや返済方法の変更ができなくとも、繰り上げ返済を行っていくことで効率的に住宅ローンの返済ができるということを覚えておきましょう!

住宅ローンの借り換えを考えているのであれば他の金融機関がおすすめ

電卓を持ってOK指をしている女性

住宅ローンの借り換えは現在と異なる金融機関を選ばなければなりません。

ここからは、住宅ローンの借り換えをする際に確認しておくべきポイントについて解説します。

住宅ローンの借り換えをする際に確認するべきポイントは以下のとおりです。

  • 現在利用している住宅ローンの金利と借り換え先の金利差
  • 返済期間が10年以上
  • 借入金額が1,000万円以上

住宅ローンの借り換えを行う際には、これらの条件が揃っていないとお得にならないと言われています。

なぜなら、諸費用で数十万円必要となるからです。

諸費用が数十万円必要になると、金利差で補えない可能性もあります。

借り換えをお得にするためのボーダーラインとして上記の3項目が必要だと言われているのです。

逆にこれらに当てはまっているのであれば、十分にお得な借り換えをすることができるようになるので、おすすめです!

借り換えや交渉を行ってお得に住宅ローンの返済を行いましょう

住宅ローンの借り換えは同じ銀行で行うことはできません。

しかし、同じ銀行でも金利タイプの変更や交渉を行うことによって、住宅ローンをお得に返済することができるので、借り換えをする前に一旦試してみることをおすすめします。

また、借り換えをする際には、確認するべき3つのポイントを忘れないようにしましょう!

  • 現在利用している住宅ローンの金利と借り換え先の金利差
  • 返済期間が10年以上
  • 借入金額が1,000万円以上

これらに当てはまっている方であっても、借り換え前の総支払金額、借り換え後の手数料を含めた総支払金額を計算することをおすすめします。

金利を低くしたいという思いは誰しも持っているかと思いますが、考えなしに行ってしまうと損をする可能性があります。

しっかりと計算してから借り換えを行いましょう。

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