住宅ローン借り換えはお得になる?トクする条件やタイミングを紹介

住宅ローンを利用している方の中には、できるだけお得に返済をしたいと考えますよね。

その中の候補として取り上げられるのが、住宅ローンの借り換えです。

住宅ローンの借り換えというのは、現在利用している住宅ローンの金利よりも低い金利の住宅ローンを借り入れて、現在の住宅ローンを一括返済する方法です。

これをすることによって、残りの住宅ローンのより低い金利で返済していくことができます。

ただし、住宅ローンの借り換えでは十分な条件が揃わないとお得に鳴らない可能性があります。

今回の記事では、住宅ローンの借り換えをお得にする方法について解説します。

住宅ローンをお得に返済したいと考えている方はぜひ参考にしてください!

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住宅ローン借り換えはお得になる?

では、そもそも住宅ローンの借り換えを行うことでお得になるのか、という点について解説します。

冒頭でもお話したとおり、住宅ローンの借り換えは条件さえ揃えばお得になります。

住宅ローンの金利が低いものに切り替えられれば、その分の利息がすくなくなるため、総支払額が減りますよね。

しかし、住宅ローンの借り換え時にプランや見落としがあると、お得どころか損をしてしまうこともあるので気をつけましょう。

住宅ローンの借り換えでお得になる条件とは?

家の模型を持っている悩む女性では、住宅ローンの借り換えでお得にする方法について解説します。

住宅ローンの借り換えでお得になる条件は以下の全てを満たしている場合です。

  • 金利差は1%以上
  • 住宅ローン残高が1000万円以上
  • 住宅ローン年数が10年以上

最低でも、この部分は見た指定置かなければ、損をしてしまう可能性があるので気をつけましょう。

では、なぜ金利差があるのに損をしてしまうのか気になりますよね。

住宅ローンの借り換えで、金利差があるのにも関わらず損をしてしまう可能性があるというのは、「手数料」が高いからです。

住宅ローンを利用するときにも、手数料や諸費用などの費用が取られた覚えがあると思います。

住宅ローンの借り換えを行う際にも、手数料や諸費用は掛かってきます。

その手数料や諸費用が100万円ほどしたとしたら、金利差で100万円得したとしてもプラスマイナスゼロです。

つまり、手数料や諸費用によって、住宅ローンの借り換えを失敗してしまうことに繋がります。

金利が明らかに低いという場合には、手数料や諸費用の金額をしっかりと確認してから利用しましょう。

住宅ローンの借り換えを行うメリット・デメリット

次は、住宅ローンの借り換えを行うメリット・デメリットについて解説します。

住宅ローンの借り換えをする前に、メリット・デメリットについて知って置かなければ、借り換えをしてから問題が起きてしまう可能性もがあります。

そうならないためにも、メリット・デメリットの両方をしっかりと確認しておきましょう。

住宅ローンの借り換えを行うメリット

まずはメリットから紹介します。

住宅ローンの借り換えを行うメリットは以下のとおりです。

  • 借り換えによって総返済金額を減らせる
  • 低金利が続いているので得になる可能性が高い
  • 団体信用生命保険が充実する可能性もある

それぞれについて解説します。

借り換えによって総返済金額を減らせる

冒頭からお話している通り、住宅ローンの借り換えを行うことによって、住宅ローンの総支払金額を減らすことができます。

住宅ローンは大きな買い物になるため借り換えをすることによって、数百万円お得になるケースもあります。

数千万円借りているうちの数百万円なので、少ないと感じる方もいるかも知れませんが、数百万円というのは大金です。

借り換えによって、数百万円減らすことができるのであれば、誰でも嬉しいですね!

低金利が続いているので得になる可能性が高い

最近の住宅ローンの金利は、超低金利と言われるほどの低金利となっているので、超低金利と呼ばれる前に住宅ローンを組んでいた方は、お得になる可能性がとても高いです。

一方で、最近住宅ローンを利用し始めた方だと、金利状態は特に変わらないので、借り換えをする必要はないでしょう。

ご自身が利用している住宅ローンの金利と、最近の住宅ローンの金利を見比べて借り換えを行うか考えましょう。

団体信用生命保険が充実する可能性もある

前提として、住宅ローンの借り換えを行った際には、もともと利用していた住宅ローンの団体信用生命保険は終了します。

その後、借り換えを行った住宅ローンの団体信用生命保険に加入することになります。

この際に、もともと加入していた団体信用生命保険の内容よりも充実した内容の団体信用生命保険に加入することが可能です。

例えば、元々3大疾病保障団信に加入していた方が、7大疾病保障団信に加入することもできるのです。

もちろん、体の状況次第ではありますが、保険の内容を見直す機会が得られるというのはとても大きなメリットです。

住宅ローンの借り換えを行う際に確認するポイントは、金利差による総返済額の減少だと思いますが、保険のようなお金の面以外でもメリットが有るということを覚えておきましょう。

住宅ローンの借り換えを行うデメリット

次は、住宅ローンの借り換えのデメリットを紹介します。

  • 手数料によって返済額が大して変わらないことも
  • 借り換え審査に通りにくい
  • 手続きをしなければならない

これらについて解説します。

手数料によって返済額が大して変わらないことも

先程も紹介しましたが、住宅ローンの借り換えの条件によっては、返済金額が大して変わらないこともあります。

十分に金利差があったとしても、借り換え時に必要な手数料や諸費用が高いと、意味がありません。

仮に、借入金額が3000万円だったとしましょう。

その場合に掛かる諸費用や手数料は、80万円程度だとされています。

つまり、借り入れるだけで、80万円程度の費用がかかってしまうため、まずはその部分の差額を埋めなければなりません。

金利差だけを見ていると、手数料や諸費用を忘れてしまうので、しっかりと確認しておきましょう。

借り換え審査に通りにくい

住宅ローンの借り換えは、住宅ローンの審査と比べて通りにくくなっています。

なぜなら、住宅ローンを利用し始めた当初よりも、年齢が上がっているため、健康面や返済完了年齢が上限に達してしまう可能性があるからです。

「年齢が上がっていれば、年収も上がっているだろうから、審査には通りやすくなるのでは?」と思う方もいるかと思います。

確かに、年齢が上がっていれば年収も上がっている方が多いでしょう。

しかし、年齢が上がるということは、病気のリスクが高まります。

住宅ローンを利用するためには、団体信用生命保険に加入することが必須です。

ただ、健康面で問題があれば、団体信用生命保険に加入することができません。

年齢が上がっても健康であれば、住宅ローンの借り換えをすることができますが、健康面に不安があると利用できないので注意しましょう。

手続きをしなければならない

住宅ローンの借り換えをするためには、住宅ローンを借り入れたときと同じような手続きをしなければなりません。

いろいろな書類を集めたり、申請したりなど、様々なことをしなければならないので時間が取られてしまいます。

ほとんどの方が会社に勤めているかと思いますが、その間の時間を縫って審査の準備をしなければなりません。

この作業が大変なので、住宅ローンの借り換えが面倒くさいと感じる方もいるでしょう。

また、先程も言ったとおり、住宅ローンの借り換え審査は審査に通りにくいとされているので、複数の住宅ローンに申し込む必要があります。

したがって、かなりの時間が取られてしまうことに繋がります。

時間がある人であればいいのですが、仕事をしている方だと厳しいでしょう。

住宅ローンの借り換えをするべき人・しないほうがいい人

○と×を持っている女子ここからは、住宅ローンのメリット・デメリットを踏まえて、住宅ローンの借り換えを行うべき人としないほうがいいという方を紹介します。

ご自身の状況と当てはめて読んでいただけると参考になるかと思います!

住宅ローンの借り換えをするべき人

では、まずは住宅ローンの借り換えをするべき人について解説します。

住宅ローンの借り換えをするべき人は以下に当てはまっている方です。

  • 固定金利を利用している人
  • 期間の長い固定金利を利用している人
  • 現在の金利が高い人

これらのはてハマる方であれば、住宅ローンの借り換えを利用したほうがお得になる可能性が高いです。

それぞれ解説します。

固定金利を利用している人

まずは、固定金利を利用している方でしょう。

固定金利で住宅ローンを利用し始めてしまうと、変動金利やその他の金利タイプに変更することができません。

仮に、固定金利を利用し始めてから、変動金利が安くなったり、他の金融機関の固定金利が安くなったりしても変更することができないのです。

固定金利を変更したいのであれば、住宅ローンを金融機関ごと変更する必要がありますね。

期間の長い固定金利を利用している人

期間の長い固定金利を利用している方も、固定金利を利用している方と同じく、金利の低い住宅ローンに借り換えを行ったほうがいいでしょう。

ただし、元から金利が低いのであれば、借り換えをする意味がありませんので気をつけましょう。

現在の金利が高い人

先程も紹介したとおり、現在の金利が高く、借り換えを行おうとしている金融機関の金利が安いという場合には、借り換えがおすすめです。

  • 金利差は1%以上
  • 住宅ローン残高が1000万円以上
  • 住宅ローン年数が10年以上

これらの条件を満たしていることが重要ですので、しっかりと確認しておきましょう。

どれか一つだけを満たしていても、大してお得にはならないため、全てを満たしているときに借り換えを考えてください。

住宅ローンの借り換えをしないほうが人

続いて、住宅ローンの借り換えをしないほうがいい人について解説します。

住宅ローンの借り換えをしないほうがいい人は以下に当てはまっている方です。

  • 変動金利を利用している人
  • ローン残高が1000万円以下の人
  • 返済期間が10年以下の人

では、それぞれ解説します。

変動金利を利用している人

固定金利ではなく、変動金利を利用している方は、住宅ローンの借り換えをしない方がいいでしょう。

なぜなら、変動金利の場合は半年ごとに金利が見直されるので、基準となる市場金利が下がれば変動金利も下がるからです。

つまり、市場の金利が上がらなければ、借り換えを行わずとも低金利で住宅ローンの返済をすることができます。

低金利で住宅ローンの返済をできているのであれば、わざわざ借り換えを行う必要はありませんよね。

ローン残高が1000万円以下の人

ローン残高は、最低でも1000万円は残っている状態でないと、借り換えのメリットは生じにくいです。

返済する金額が小さければ、諸費用や手数料によって損をする可能性が高まります。

必ず1000万円以上の残高が残っている状態で借り換えを行いましょう。

返済期間が10年以下の人

また、返済期間が10年以下の方に関しても住宅ローンの借り換えをおすすめできません。

なぜなら、低金利でも借入期間が短ければ恩恵を受けにくいからです。

返済期間は長ければ長いほど恩恵を受けられます。

10年以下だと、手数料や諸費用によって損をしてしまう可能性が高いので気をつけましょう!

住宅ローンの借り換えはタイミングを見極めないと得にならない!しっかりと見極めよう

住宅ローンの借り換えはうまく利用することによって、総返済額を減らすことができます。

しかし、住宅ローンの借り換え時には様々な落とし穴が存在しているので、見極めが大切です。

最後に住宅ローンの借り換えを行うべき方をまとめておくので、当てはまる方は借り換えを考えてみましょう!

【住宅ローンの借り換えを行うと得をしやすい人】

  • 固定金利を利用している人
  • 期間の長い固定金利を利用している人
  • 金利差は1%以上
  • 住宅ローン残高が1000万円以上
  • 住宅ローン年数が10年以上

【住宅ローンの借り換えを行うと損をしやすい人】

  • 変動金利を利用している人
  • ローン残高が1000万円以下の人
  • 返済期間が10年以下の人

どちらかに当てはまるとおもいますので、しっかりと確認しておきましょう。

ただ、住宅ローンの借り換えをしたくてもできないという方もいます。

住宅ローンの借り換えができない方については以下の記事で解説しているので、住宅ローンの借り換えを行う前に確認しておきましょう!

住宅ローンの借り換えができないケースとは?借り換え審査に通りやすくする方法

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