住宅ローンを利用するとなると、住宅ローン控除についても利用したいと考えますよね。
住宅ローン控除を利用する人の中には、パートやアルバイトとして働いている方もいるかと思います。
今回の記事では、パートやアルバイトとして働いている方が、住宅ローンの控除を利用することができるのかについて開設します。
パートやアルバイトの方で住宅ローンを利用したいと考えているのであれば、是非参考にしてください。
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Contents
住宅ローン控除はパートやアルバイトでも受けられる?
さっそく、住宅ローン控除はパートやアルバイトでも受けられるのかについて解説します。
結論から言うと、住宅ローン控除はパートやアルバイトでも受けられます!
そもそも、住宅ローン控除というのは、住宅ローンの年末残高の1%が所得税から控除されるというものです。
そのため、パートやアルバイトとして働いている方も対象となります。
つまり、雇用形態は関係ないということですね。
パートやアルバイト、契約社員でも住宅ローン控除は利用できるということを覚えておきましょう。
そもそも住宅ローンはパートやアルバイトでも利用できる?
所得がある人であれば、住宅ローン控除を受けることができるということは理解していただけたかと思いますが、「そもそも住宅ローン自体をパートやアルバイトでも利用することができるの?」という疑問もあると思います。
次はこのような問題について解説します。
こちらも結論から言うと、住宅ローンの契約はパートやアルバイトでもすることができます。
しかし、パートやアルバイトでも住宅ローンの契約をできるにはできるのですが、審査に通るかどうかは別です。
住宅ローンの審査では、契約しようとしている方の年収や雇用形態、勤続年数などが見られます。
やはり、パートやアルバイトの方だと、正社員と比べて年収や勤続年数、安定性などが欠けているたえ、審査には通りにくいです。
だからといって、パートやアルバイトという段階で審査に落ちることは少ないので安心してください。
パートやアルバイトの方が住宅ローンの審査に通りたい場合は、年収を上げて、頭金を多くするといいです。
これらについては以下の記事で解説しているので参考にしてください。
住宅ローン控除はパートやアルバイトが受けるときの注意点
住宅ローン控除はパートやアルバイトでも受け取ることができるのですが、2点ほど注意点があります。
ここでは以下の注意点を解説します。
- 所得税額が小さいと控除額が満額受けられない
- 扶養内の場合住宅ローン控除を受けられない
所得税額が小さいと控除額が満額受けられない
そもそも、住宅ローン控除というのは、住宅ローンを利用し始めてから10年間、年末の住宅ローンの残高の1%を、所得税から控除してもらえる制度です。
例えば、住宅ローンの年末の残高が1000万円だったとしたら、10万円の還付金がもらえるということです。
しかしこれは単純に計算した場合です。
実際の計算方法はもう少し複雑になります。
まず、所得税をどのくらい支払っているかについて考えなければなりません。
以下の表は、所得ごとに定められている所得税の税率や控除金額です。
課税所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円~330万円 | 10% | 97,500円 |
330万円~695万円 | 20% | 427,500円 |
695万円~900万円 | 23% | 636,000円 |
900万円~1,800万円 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円~4,000万円 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円以上 | 45% | 4,796,000円 |
これを元に、所得ごとの所得税を算出したので、ご自身の所得金額の所得税額を確認してみましょう。
所得金額 | 所得税額 |
---|---|
100万円 | 50,000円 |
200万円 | 102,520円 |
300万円 | 202,500円 |
400万円 | 372,500円 |
500万円 | 572,500円 |
600万円 | 772,500円 |
700万円 | 974,000円 |
800万円 | 1,204,000円 |
900万円 | 1,434,000円 |
仮に、パートやアルバイトをしている方の所得が300万円だったとしましょう。
所得が300万円だった場合、年間に支払っている所得税は20万円程度になります。
年間に支払っている所得税以上の住宅ローン控除はしてもらえないので、仮に年末の住宅ローン残高が4000万円合ったとしても、20万円程度しか控除してもらえません。
パートやアルバイトの方だと、もっと所得金額が小さいこともあるので、住宅ローンの控除金額を満額受け取れない可能性がありますね。
扶養内の場合住宅ローン控除を受けられない
ここまで、パートやアルバイトでも住宅ローン控除を受けられるということを解説してきましたが、扶養内で働いている場合には、住宅ローン控除は受けられません。
扶養内というと、103万円以内ですね。
住宅ローンを利用するということは、103万円程度の収入ではないと思いますので、扶養内にいることは少ないかもしれませんが念の為覚えておきましょう。
住宅ローン控除はパートやアルバイトでも受けられる!しかし扶養内だと利用できない
住宅ローン控除はパートやアルバイトでも利用することができます。
しかし、扶養内の場合には控除するための税金がそもそもないので、控除対象外となってしまいます。
また、所得が低いと、住宅ローン控除を満額受けられない可能性があるので気をつけましょう!