「収入も増えてきたし、そろそろマンションでも購入しようかな」と思っている方もいますよね。
人生の中でマンション購入は一番大きな買い物といっても過言ではないですよね。
「マンションは買いたいけど、できる限り出費を抑えたい!」
マンション購入を検討しているほとんどの方がそう思っていますよね。
皆さんは新築マンションでも値引きができることをご存知でしょうか?
とはいうものの値引きをするには交渉が必要です。
値引きしてくださいと伝えても簡単にOKしてもらえないです。
今回は新築マンションを購入する際に値引きを成功させるためのコツをご紹介します!
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Contents
新築マンションでも値引きはできます!
「新築マンションだと値引きはできないだろう」と思う方も多いですよね!
結論からいうと、新築マンションでも値引きが可能です。
値引きを成功させるためにはコツが必要なので、そのポイントについて解説していきます。
値引きを成功させる8つのポイント
値引きを成功させる8つのポイントは以下の通りです。
- マンション相場を把握した上で交渉する
- 劣化箇所を交渉材料の一つする
- 買い手が少ない時期に購入する
- 購入する意思表示はなるべく早く
- 値引きの理由を明確に伝える
- 売り手と不動産会社との信頼関係を構築する
- モデルルーム使用歴のある新築マンションを購入する
- 優秀な営業マンを味方につける
それでは値引きを成功させる8つのポイントについて簡単に解説していきますね!
1.マンション相場を把握した上で交渉する
値引き交渉に入る前に近隣のマンションの相場を確認しておきましょう。
これはなぜかというと、基本的にマンションの売主は値引き交渉ありきの価格設定をして
いるからです。
マンションの相場は規模や設備、築年数等の条件をもとに算出されます。
近隣で自分が購入予定のマンションと同規模のマンションの相場をチェックしておくことで相場と購入予定のマンションの価格を照らしあわせた交渉が可能です。
ここで注意しておくことが一点あります。
相場をチェックする際は必ず購入予定のマンションとできるだけ同条件のマンションを選んでくださいね。
そうでなければ相場が全く異なって交渉が成立しにくくなります。
マンションの相場は立地や設備面でも大きく金額がことなるので注意してくださいね。
2.劣化箇所を交渉材料の一つする
購入予定のマンションに劣化している箇所があれば、その箇所を交渉材料にできます。
例えば外壁部分に塗装ムラがあることや設備面で不具合があれば補修・改修費用も見込む必要がありますよね。
「劣化している箇所があるので値引きしてほしい」といった交渉もできますね。
ここではいくつか補修・改修の値引きができる事例挙げていきます!
壁紙が剥がれていて汚れが目立つ
見学会の際に内装の壁紙の状態をチェックしておきましょう。
壁紙が剥がれていることや汚れがあれば値引き交渉がしやすくなります。
内装のリフォーム費用も必要なので値引きしてもらうことも可能です。
新築マンションであっても壁紙が剥がれている事はあるので、しっかりとチェックしておきましょう。
フローリングが痛んでいる
床部分の傷みも値引きの交渉材料になりますね。
フローリングが傷んでいる場合は部分補修ではなく全面補修・改修が必要になるケースも多いです。
床面の補修金額は㎡数によって異なりますが、床面積が大きい場合は多額の出費が必要です。
場合によっては値引きの金額も大きくなるでしょう。
水回りに不具合がある
水回りに不具合がある時も値引きしやすくなります。
トイレやキッチン等の水回りで不具合があると日常生活において非常に不便ですよね。
物件見学時は必ず水回りのチェックを怠らないようにしましょう。
3.買い手が少ない時期に購入する
新築マンションを購入する際は買い手が少ない時期に購入しましょう。
当然ながら買い手が多い時期にマンションを購入すると値引き交渉しにくいです。
買い手が少ない時期ならマンションの売り手側からしても多少値引きしてでも買ってほしいと思っています。
時期でいうと6月、12月あたりが買い手の少ない時期です。
6月、12月に売られているマンションは繁忙期に買い手がつかなかったマンションの可能性が高いです。
買い手が付かなかったから住宅性能が低いというわけではありません。
新築マンション数は年々増えています。
マンションが売れるか売れないかというのは買い手が求める条件によって様々です。
新築マンションを値引きしたいのなら4月と9月付近の時期は避けましょう。
この時期は入学式や進学、社会人の異動・転勤時期と重なるため、買い手が増える時期です。
そのため、マンション購入者の競争率も高く、値引き交渉が難しくなります。
少しでもコストを下げたいのであれば6月、12月で購入を検討しましょう!
4.購入する意思表示はなるべく早く
新築マンション購入時に値引きしたい場合、購入の意思はなるべく早く伝えましょう!
売り手側の心理からすると購入意思がない顧客に対して値引き交渉に応じようとは思いません。
少しでも「購入しますよ」という意思が確認できれば多少の値引きなら応じようと思うはずです。
ただし、値引きしたからといって買い手のローン審査が通過しない場合はマンションの購入ができません。
口頭のみの約束ではなく、住宅ローンの事前審査を通過しているという事実を伝えると値引き交渉の成功率が高くなりますよ。
他の物件の住宅ローン事前審査結果でも良いので、事前審査結果証明書を発行した際はしっかりと管理しておきましょうね。
5.値引きの理由を明確に伝える
値引きをする場合はその理由を明確に伝えましょう。
少しでも安く購入したいので値引きしたいと伝えても売り手は納得しません。
値引き交渉をする場合は予算額を提示するなどして明確な値引きの理由を伝えてください。
具体的な金額が分かれば売り手側も値引きしやすくなります。
交渉する際は売り手側の心情を考慮して交渉しましょう。
6.売り手と不動産会社との信頼関係を構築する
売り手も不動産会社も人間です。
態度が悪い人の交渉になど、応じてくれるわけがないですよね。
反対に好印象の人であれば値引きしても良いかなと思うものです。
マンションの現地見学や担当者挨拶の際は丁寧な態度で臨みましょう。
不動産会社などでは購入希望者の情報を社内で共有します。
悪い印象を与えてしまうとマンション購入までの流れにも影響が出るので注意しましょう。
過剰に丁寧に接する必要はありませんが、常識の範囲内で節度のある態度であれば問題ないです。
7,モデルルーム使用歴のある新築マンションを購入する
モデルルームの使用歴があるマンションは値引きの可能性が高いです。
場合によってはモデルルームとして置いていた家具もオプションで提供してくれるということもありますね。
マンションが値引きされるだけでなく、家具までついてくるなんて非常にお得ですよね。
8.優秀な営業マンを味方につける
新築マンションを購入する時に値引きするポイントとして優秀な営業マンを味方につけましょう!
新築マンションには複数の営業担当がいます。
購入時の値引き交渉でカギを握るのが営業担当です。
若手営業担当の場合、値引きの交渉がしにくい傾向にあります。
若手営業担当は経験値が少ないことや社内の立場も確立されていないため、値引きといった直接売り上げに関わる部分の判断ができません。
結果的にその会社の上司から値引き交渉には応じなくて良いと言われてしまうことが多いのです。
年長者の営業担当者であれば会社内への影響力も大きく、決裁権がある上長との交渉もしやすいです。
そのため、顧客の値引きの交渉に対して社内での決済を取りやすい傾向にあります。
営業担当者を選択できるのであれば、できるだけ年配で実力のある担当者を選択しましょう。
値引きの相場は端数分の金額
ここまで値引き交渉を成功させるコツをご紹介してきました。
とはいうものの値引きの相場が分からなければいくらまでの条件を提示して良いか分からないですよね。
相場と離れた値引きを提示すると交渉も失敗してしまいます。
一般的な値引きの相場は端数分の値引きです。
例えば4,980万円のマンションを購入した場合、80万円の値引き等の端数の値引きが一般的な値引きの相場です。
場合によっては設備の不備やリフォームが必要な時もありますよね。
その場合は物件価格の約3~5%が値引きの相場です。
不動産会社によっては仲介手数料分、値引きするという会社もあります。
このようなケースは主に両手取引という取引が行われている場合ですね。
両手取引とは不動産仲介会社が売り手と買い手の双方から仲介手数料を取ることです。
いずれにしても値引き交渉をする場合は常識の範囲内で交渉するようにしましょう!
値引きできるマンションの特徴
ここでは値引きできるマンションの特徴をご紹介していきます。
値引きできるマンションの特徴は以下の通り!
- 既に完成しているマンション
- モデルルームの使用歴があるマンション
- 立地条件が良くないマンション
- 売却期限切れ寸前のマンション
既に完成しているマンションやモデルルームとして使用歴のあるマンションは値引きできる可能性が高いです。
値引きで切るマンションについて簡単に説明していきます。
既に完成しているマンション
新築マンションはとても人気です。
そのため、値引き交渉自体も簡単ではありません。
その中でも値引きしやすいマンションの一つが既に完成しているマンションです。
完成しているのにも関わらず、空室があるマンションは何かしらの原因があります。
空室があるマンションは売り手からしても早く売りたいと思っています。
そのため、多少の値引きであれば応じるという会社も多いです。
モデルルームの使用歴があるマンション
これまでにモデルルームとしての使用歴があるマンションは値引き交渉しやすいです。
モデルルームとして開放するとその物件に多くの購入検討者が出入りします。
窓や扉に関しても開け閉めが頻繁にされるので完全な新築ではありません。
完全な新築ではない分、値引きしやすくなります。
立地条件が良くないマンション
交通アクセスが悪い、マンション付近にコンビニやスーパー等が無いなど、立地条件が悪い地域のマンションは買い手が付きにくいです。
買い手がつきにくい分、コストを下げてでも買い手を見つけたいと考える不動産会社も多いので、値引き交渉がしやすいですね。
とはいうものの、値引きだけを重視しないようにしましょう。
購入後に住むのは自分自身なので、自分が住んだ時に住みにくい物件は選ばないようにしましょうね。
売却期限切れ寸前のマンション
売却期限切れ寸前のマンションは値引き交渉しやすいです。
中には物件を売り出して即買ってほしいというケースもあります。
その場合、値引きしても即買い手を見つけたいので、値引き交渉しやすいです。
住み替えが完了しているマンションも値引き交渉しやすいですね。
空き家のまま放置しても固定資産税を支払わなければなりません。
費用が勿体ないので早期に売却したいと考える売主も多いです。
転勤や転職でマンションを売却する人もいます。
このような様々な理由から売却期限切れ寸前のマンションも多数存在します。
値引き交渉をスムーズに進めたい方には売却期限切れ寸前のマンションはおすすめです。
値引きしない会社は避けよう
全ての不動産会社が値引きに応じるわけではありません。
値引きに応じないという会社も多いです。
通常の不動産会社であれば、マンションが完成すると一刻も早く売却したいと考えるものです。
このような理由から値引きに応じる会社も多いですね。
しかし、中には値引きに全く応じない会社もあります。
当初の売却価格からは一切変更せずに売る会社もあることを頭の片隅に入れておきましょう。
最初から値引きの交渉ができない会社に対して値引きしようとしても無駄な時間と労力を使うだけなので、値引き交渉する際は値引きに応じる会社かどうかを確認しておきましょうね!
新築マンションを購入する時に気を付けるべきポイント
新築マンション購入時の値引きについてお話してきました。
新築マンションの購入は非常に大きな買い物です。
一生に1回しかないかもしれない買い物を失敗するなんて絶対に嫌ですよね?
ここでは新築マンションを購入する時に失敗しないためにも新築マンションを購入する上で気を付けるべきポイントをお話していきます。
物件のリサーチは完璧にしておこう
新築マンションを購入する際は物件のリサーチを完璧にしておきましょう。
十分なリサーチをしておけばマンションを購入後に後悔することもほとんどないでしょう。
リサーチの際は購入予定のマンションの残り戸数やキャンペーンが行われているかを確認しておくと良いです。
マンションの戸数が残り少ない場合はそのマンションを早く完売させたいと思うのが一般的です。
その場合、有料物件を値引き交渉しやすくなります。
残り戸数が少ないということはそれだけ立地や条件が良いということです。
キャンペーン中のマンションであれば現在一押し物件であるという指標にもなります。
簡単に値引きできる物件は注意しよう
値引きが容易なマンションの購入は注意しましょう。
新築マンションの値引きは状況によっては通りやすいということも。
かといってあまりにも簡単に値引きができる物件は怪しいです。
簡単に値引き交渉に応じる物件の場合はすぐに契約せずに、物件情報を確認しましょう。
値引きが簡単な物件は条件が悪いことや、いわく付きの物件である可能性も高いです。
また、値引きの金額についても細かく確認しておきましょう。
当初値引き額が3%しかなかったにもかかわらず、急に10%値引きになるなど大幅な値引きの差が出た場合は要注意です。
売り手側も買い手が見つからないので大幅な値引きをしていることが考えられます。
マンションの管理体制は確認しておこう
新築マンションを購入するにあたり、マンションの管理体制はきちんと把握しておきましょう。
新築マンションに関わらず住宅に住む上で管理体制は非常に重要なポイントです。
ゴミ置き場は綺麗に清掃されているか、エントランスが整備されているか等のポイントは購入検討時点で把握しておきましょう。
部屋の位置を確認しておこう
部屋の位置は日当たりを左右する大切なポイントです。
物件見学時には部屋の位置を確認しておきましょう。
確認方法として、見学時に室内の照明を消灯して自然光がどれくらい入るかを見ておきましょう。
日当たりは時間帯によっても異なるため、時間の融通が利くのであれば異なる時間帯で確認することも良いですね。
騒音が無いかを確認しておこう
新築マンションを購入した後に住み始めた時に問題点として挙がることが騒音問題です。
壁が薄いため、隣の部屋の音が聞こえてしまうということや近隣住民にうるさい人が住んでいる等の原因が挙げられます。
ほかにも道路や電車が近いという理由で車や電車の音がうるさいということもありますね。
壁厚の確認方法としてはマンション新築時のパンフレットを確認しておきましょう。
パンフレットの中に壁厚が記載されています。
構造上必要な壁厚は100mmですが、最低でも150mmあれば問題ないです。
できれば200mmが理想ですが、箇所によっても異なるため、一概には言えませんね。
騒音に関してはパンフレット上でD値と表現されていることがほとんどです。
D値の基準は大きく分けて4種類です。
以下D値の基準表です。
D値 | 内容 |
---|---|
D-35 | 隣の部屋の日常的な騒音(テレビの音や会話)が明らかに聞こえる |
D-40 | 隣の部屋の日常的な騒音(テレビの音や会話)がかすかに聞こえる |
D-45 | 隣の部屋の日常的な騒音(テレビの音や会話)がほとんど聞こえない |
D-50 | 隣の部屋の日常的な騒音(テレビの音や会話)が聞こえないが大声を出せば聞こえる |
D-55 | 隣の部屋の日常的な騒音(テレビの音や会話)や大声を出しても全く聞こえない |
パンフレットを見て判断する際はD-45以上であることを基準として選べば間違いないでしょう。
電車や車通りの音は物件見学時に確認できますね。
時間帯によっても交通頻度は異なるので、時間に余裕があれば朝と夕方の時間帯で見学することをおすすめします。
まとめ
マンションの値引きをするのなら成功するコツをしっかりと把握しておきましょう!
近隣のマンションの相場を確認した上で値引き交渉を行えばより具体的な値引き額を算出できるので交渉が成立しやすいです。
購入予定の物件に補修箇所等がある場合はその部分のリフォーム費用分の値引きが可能になることも。
物件見学時はカメラを持参して、劣化箇所や補修箇所が無いかを必ず確認しておきましょうね。
買い手が少ない時期にマンションを購入するとマンションの値引き交渉がしやすくなりますね。
売り手からしても買い手が少ない時期ならコストを下げても売却したいと考えている人が多いです。
購入する意思表示を早期に行うことで交渉の成功率が高くなります。
購入するのであれば値下げに応じるという会社も多いためですね。
予算状況を明確に伝えると値引きしやすいです。
売り手からしても金額が分からない値引きに応じることはできません。
値引き額が分かれば売り手側もどれくらいまで値引き可能かという部分を計算できます。
売り手と不動産会社との信頼関係を構築できれば値引き交渉が成功しやすいです。
売り手も人間なので、関係性が良い顧客に対しては優遇する会社も多いです。