みずほ銀行住宅ローン審査・評判!審査通過のコツを徹底解剖

みずほ銀行は日本を代表するメガバンクで知名度や信頼性は抜群ですから、とにかく安心できる住宅ローンを利用したいという人にはピッタリだといえます。

ただ、メガバンクということで、審査基準が気になる人もいるのではないでしょうか?

そこで、今回はみずほ銀行住宅ローンの審査について調べてみました。

みずほ銀行住宅ローンの審査基準や金利はもちろん、付帯可能なサービスから審査に通過するコツまで、詳しく解説していきます。

みずほ銀行住宅ローンの利用を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

※本ページにはPRが含まれます。

みずほ銀行住宅ローンの概要

まずは、みずほ銀行住宅ローンの概要から見ていきましょう。

借入可能金額 50万円~1億円
事務手数料 3万3,000円
保証料 0.2%の金利上乗せ
または
借入金額の2.06%~(借入期間35年の場合)
返済期間 1年~35年(1年単位)
固定金利選択方式は2年~35年
全期間固定金利方式は11年~35年
繰上げ返済手数料 【一部繰上げ返済】
インターネットバンキング:手数料無料
店頭・電話:3万3,000円
【一括返済】
店頭・電話のみ:3万3,000円

みずほ銀行住宅ローンの金利について

みずほ銀行住宅ローンには、「住宅ローン」と「ネット住宅ローン」の2種類があります。

  • 住宅ローン…担当者がついてしっかりサポートしてくれる従来型の住宅ローン
  • ネット住宅ローン…来店不要で手続きのほとんどをインターネットで済ませられる住宅ローン

商品の内容は同じですが、ネット住宅ローンは店舗で契約する場合よりも金利が0.1%低く設定されています。

みずほ銀行住宅ローンの金利タイプの特徴

みずほ銀行住宅ローンは、

  • 変動金利と固定金利の2つの金利タイプ
  • 全期間重視プランと全期間固定プランの2つの金利プラン

を組み合わせた以下の3種類の金利方式から選択できます。

  • 変動金利方式
  • 固定金利選択方式
  • 全期間固定金利方式

ここで、みずほ銀行の金利プランについて簡単に解説しておきます。

全期間重視プラン 借り入れから完済まで金利引下幅がずっと変わらないプラン
全期間固定プラン 完済まで金利を固定できるプラン

全期間重視プランは、変動金利と固定金利に適用できる金利プランです。

基準金利より1.7%~1.95%マイナスと引き下げ幅が大きいのが魅力だといえます。

固定金利の期間は、2年、3年、5年、7年、10年、15年、20年から選択します。

一方の全期間固定プランは、固定金利だけに適用できる金利プランです。
基準金利から最大0.5%マイナスした金利が完済までずっと続きますが、借入期間は11年以上35年以内で設定します。

みずほ銀行住宅ローンの金利

【変動金利(全期間重視プラン)】

変動金利 0.525%~0.725%

【固定金利選択(全期間重視プラン)】

固定2年 0.55%~0.80%
固定3年 0.60%~0.85%
固定5年 0.60%~0.85%
固定7年 0.70%~0.95%
固定10年 0.75%~1.00%
固定15年 1.15%~1.40%
固定20年 1.20%~1.45%

【全期間固定金利(全期間固定プラン)】

固定11年~15年 0.99%
固定16年~20年 1.04%
固定21年~25年 1.04%
固定26年~30年 1.04%
固定31年~35年 1.04%

※2020年8月15日現在

上記はネット住宅ローンの金利です。

住宅ローンの金利はネット住宅ローンの金利よりも0.1%高くなります。

みずほ銀行住宅ローンの変動金利は、他の住宅ローンの変動金利と比べて特別低金利というわけではありません。

しかも、全期間重視プランは優遇金利に幅がありますから、審査結果によってはかなり割高な金利が適用される可能性もあります。

一方の固定金利は、かなりお得だといえるでしょう。

特に、10年固定金利と35年固定金利は業界最低水準となっています。

金利タイプの変更

みずほ銀行住宅ローンの3つの金利方式のうち、変動金利方式と固定金利選択方式は、金利タイプの変更が可能です。

変動金利→固定金利選択方式 約定返済日ごとに変更可能
固定金利選択方式→変動金利 固定期間が終了すると自動的に変動金利に変更
再度固定金利選択方式を選択する場合は手続きが必要

ただし、借入時に全期間固定金利方式を選択した場合は、他の金利方式への変更はできませんし、他の金利方式から全期間固定金利方式への変更もできません。

みずほ銀行住宅ローンの借入時に固定金利選択方式、全期間固定金利方式を選択した場合には、1万1,000円の固定金利手数料が必要です。

固定金利期間が終了して再度同じ金利方式を選択する場合にも、固定金利手数料がかかります。

また、店頭で金利方式の変更をすると変更手数料が1万1,000円かかりますが、インターネットバンキングから変更手続きを行えば手数料がかかりません。

みずほ銀行住宅ローンの審査基準

みずほ銀行住宅ローンの審査基準はどのようになっているのでしょうか?

年齢

申込時年齢20歳~70歳、完済時年齢80歳までの人が利用できます。

住宅ローンの利用条件としてはごく平均的だといえるでしょう。

ただし、申込時年齢や完済時年齢が高くなるほど審査には通過しにくくなります。

年齢が高めの人は、借入期間をできるだけ短く設定するようにしてください。

年収

みずほ銀行の商品概要には、「安定した収入がある人」としか記載されていません。

これまでのみずほ銀行住宅ローンの融資実績を見ると、年収が300万円以上あれば審査に通過できる可能性はあります。

ただし、これはあくまで審査をしてもらえる最低年収なので、その点はよく注意しておく必要があるでしょう。

職業

派遣社員、パート、アルバイトの人はみずほ銀行住宅ローンに申し込みできません。

契約社員なら勤続年数が3年以上あれば、直近3年間の平均年収の80%の金額で審査してもらえます。

産休、育休期間中はみずほ銀行住宅ローンを利用できないことがあります。

勤務先から休暇証明書類等を取得することで申し込みできるケースもありますので、まずはみずほ銀行の担当者に連絡をしてみてください。

勤続年数

勤続年数は3年以上あるのが望ましいですが、1年以上あれば審査申込は可能です。

勤続年数が1年未満の場合は、3ヵ月以上の給与明細の写しや勤務先が発行した給与証明書等の提出を求められます。

健康状態

みずほ銀行住宅ローンを利用するには、みずほ銀行が指定する団体信用生命保険に加入する必要があります。

一般的な住宅ローンは、健康上の理由で団体信用生命保険の審査に通過できなければローン自体利用できません。

ですが、みずほ銀行住宅ローンなら、健康上の理由で通常の団体信用生命保険に加入できなくても、加入条件が緩和されているワイド団信に加入できればOKです。

ただし、ワイド団信に加入すると金利が0.3%上乗せされます。

ワイド団信を取り扱っている住宅ローンは少ないですから、みずほ銀行住宅ローンは貴重な存在だといえるでしょう。

収入合算・ペアローン

みずほ銀行住宅ローンでは、配偶者が正社員可契約社員なら収入合算、ペアローンを利用できます。

派遣社員、パート、アルバイトは収入合算、ペアローンは利用できません。

配偶者が正社員なら、配偶者の収入の2分の1まで収入合算できます。

また、3年以上の勤続年数があれば配偶者が契約社員でも収入合算が可能です。

その場合は、収入の80%の2分の1まで合算できます。

ちなみにみずほ銀行は、同姓パートナーとの収入合算、ペアローンを初めて住宅ローンに導入した金融機関です。

公正証書など、みずほ銀行が指定する書類を提出すれば同性パートナーと共同で住宅を購入できます。

みずほ銀行住宅ローンの審査の流れ

みずほ銀行には、店舗で手続きを行う従来型の「住宅ローン」と、ネットで手続きのほとんどを済ませられる「ネット住宅ローン」の2つの住宅ローンがあります。

それぞれの住宅ローンの審査の流れを見ていきましょう。

みずほ銀行住宅ローンの審査の流れ

1.店舗での相談
住宅ローンの内容について不明点をしっかり解消し、最適なプランを立ててください。

所得証明書や物件の資料があると、より細かい部分まで相談できます。

2.申込
必要書類を持参して、店舗で申し込み手続きを行います。

3.審査
みずほ銀行、および保証会社で審査を行います。

4.審査結果の連絡
審査に通過するとみずほ銀行から連絡が入ります。

契約希望日について確認をしてください。

5.契約
ローン契約時には、本人の他、連帯債務者・連帯保証人・担保提供者も店舗に出向きます。

6.借り入れ
購入物件の売買日に融資額が口座に入金されます。

売買手続きが完了したら、抵当権を設定します。

みずほ銀行ネット住宅ローンの審査の流れ

1.申込ボードの新規登録をする
はじめてAI診断(事前審査)を利用する場合は、事前に申し込みボードのID登録をしておきます。

2.AI事前診断を行う
ネット住宅ローンAI事前診断を実行します。
最短1分で診断結果が出ます。

3.正式審査に申し込む
申し込みボードから正式審査に申し込みをしてください。

この時に必要書類も提出します。

4.審査結果の連絡
正式審査に通過すると、みずほ銀行から電子署名用パスワードがメールで届きます。

また、本人限定受取郵便で添付ファイルの開封パスワードが送られてきます。

開封パスワードで添付ファイルを開いて、電子署名用パスワードを確認してください。

5.契約
電子契約サービス上で電子署名用パスワードを入力して電子署名ボタンを押せば契約手続きは完了です。

6.抵当権設定の手続きを行う
みずほ銀行指定の司法書士と面談の上、抵当権の設定手続き準備を行います。

7.借り入れ
普通預金口座へ入金後、指定の振込先に振り込みます。

また、司法書士が登記の手続きをします。

みずほ銀行住宅ローンの審査の難易度

みずほ銀行はメガバンクということもあり、住宅ローン審査でも申込者の属性を重視する傾向にあります。

公務員や上場企業に勤務していて、安定した収入がある人に向いている住宅ローンだといえるでしょう。

みずほ銀行住宅ローンは、対面での手続きを行っていないネット銀行と比べれば審査基準は緩やかですが、信用情報にはかなり厳しいので注意してください。

過去数年以内にローンの返済でトラブルを起こしたことがある人は、みずほ銀行住宅ローンの審査には通過できません。

信用情報から事故情報が削除されるのを待って、申し込みをするのがいいでしょう。

また、返済トラブルを起こしていなくても、現在消費者金融からの借り入れがあれば審査落ちする可能性が高いです。

消費者金融を利用している人は、できるだけ早く完済して解約手続きを済ませておいてください。

みずほ銀行の住宅ローンはどんな人におすすめ?

家の模型と1の指をしている女性みずほ銀行住宅ローンは、どのような人に向いているのか考えてみました。

固定金利で長期間の住宅ローンを借りたい人

みずほ銀行住宅ローンは、固定金利で長期間借りたい人に向いている住宅ローンだといえます。

特に、10年固定金利と35年固定金利は業界でも最低水準をキープしており、35年固定金利はフラット35よりも低い金利となっています。

ライフイベントを気にせず安心して返済していきたい人

住宅ローンは返済期間が数十年に及ぶことも珍しくありません。

その間には、出産や子どもの進学などさまざまなライフイベントで支出がふくらむ期間も出てくることが予想されます。

みずほ銀行住宅ローンは、そうしたライフイベントを気にすることなく返済をしていきたい人にもぴったりです。

ライフステージ応援プラン

みずほ銀行住宅ローンには、ライフイベントに応じて返済額を増減できる「ライフステージ応援プラン」というサービスがあります。

  • 住宅購入後に共働きを始めた
  • 子供が成長して独立した

などで家計に比較的余裕がある期間は、返済額を増額できますし、

  • 妻が産休・育休で収入が減った
  • 子供が大学に進学した

などで家計にあまり余裕がない期間は返済額を減額するなど、ライフイベントに応じて返済額を見直すことができるのです。

手続き1回あたり1年以内、累計5年間の範囲で利用できるので、支出の増加にうまく対応させればローンの負担を抑えられるでしょう。

このサービスを利用するには審査が必要で、1回利ごとに手数料が5,500円かかりますが、「子育て応援サービス」を活用すれば手数料が無料になります。

子育て応援サービス

みずほ銀行には、住宅ローンの利用者専用の子育て応援サービスメニューが用意されています。

  1. ライフステージ応援プランを無料で利用できる
  2. みずほ銀行住宅ローン利用者、みずほ銀行住宅ローン完済者だけが利用できる「多目的ローン」の金利を0.1%引下げ
  3. 出産お祝いプレゼントや育児応援サービスの割引を受けられる

子育てには予想外のお金がかかることが多いですから、長期間かけて返済していく住宅ローンにこうしたサービスが付帯していると非常に心強いです。

こまめにチェックして、利用できるサービスはしっかり受けましょう。

保険料が安い保険を付帯させたい人

みずほ銀行住宅ローンに付帯できる保険は、「8大疾病補償プラスがんサポートプラン」と「がん団信」の2種類があります。

どちらも保険料の負担が低いので、付帯させる保険を安く抑えたい人におすすめです。

8大疾病補償プラスがんサポートプラン

8大疾病とは、「がん・急性心筋梗塞・脳卒中の3大疾病」と「高血圧症・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎の5つの生活習慣病」を指します。

8大疾病保証プラスがんサポートに加入すると、以下の状況の時に返済額やローン残高が「ゼロ」になります。

  • 生まれて初めてがんと診断されたらローンの残高がゼロ円になる
  • がん以外の7大疾病で働けなくなったら最長1年毎月のローン返済額がゼロ円、さらに1年以上その状態が継続すればローンの残高がゼロ円になる
  • 8大疾病以外の病気やケガで働けなくなったら、最長1年ローン返済額がゼロ円になる

55歳までの人が加入でき、保険料は、

  • ローン残高
  • 毎月・ボーナス月の返済額
  • ローン利用者の年齢

等によって決まります。

この保険は、保険料の支払いが金利上乗せ型ではなく毎月払いなので、不要だと思えばいつでも解約できます。

がん団信

一般的な団体信用生命保険は、

  • 死亡
  • 高度障害

にならないとローン残高がゼロになることはありません。

しかし、みずほ銀行住宅ローンのがん団信なら、医師が所定のがんと診断した時点で住宅ローンの残高がゼロになります。

他の保険にありがちな「一年間仕事ができない状態になったら」といった条件もなく、非常にシンプルです。

がん団信に加入できるのは45歳までの人で、金利に0.15%上乗せすれば加入できます。

みずほ銀行住宅ローンの審査に通過するコツ

みずほ銀行住宅ローンの審査に通過する確率を高めるコツをご紹介します。

自分の信用状況をしっかり把握する

みずほ銀行住宅ローンの審査に通過する確率を高めるには、自分の信用情報に問題がないかしっかり確認しておくことが重要です。

それは、金融事故を起こしていないか確認するためだけではなく、住宅ローン以外の借り入れがどのくらいあるか正確に把握するためだともいえます。

みずほ銀行住宅ローンの返済比率は以下の通りです。

年収300万円~400万円未満 35%
年収400万円~700万円未満 40%
年収700万円以上 45%

みずほ銀行住宅ローンの審査に通過するには、住宅ローンの返済額を含むすべての返済額の割合が、上記の数字を超えないようにしなければなりません。

  • 銀行が最も嫌う消費者金融からの借り入れはすぐに完済・解約をする
  • クレジットでの分割払いはできるだけ一括返済する
  • キャッシング枠付きのクレジットカードは極力減らす

などして、返済比率を下げておくことをおすすめします。

借入希望金額や借入希望期間を調整する

みずほ銀行住宅ローンの審査通過率を高めるために、借入金額や借入期間、自己資金などをもう一度よく見なおしてみましょう。

借入金額や借入期間をできるだけ抑えて自己資金を増やせば、審査に通過できる可能性はかなり高まるはずです。

審査に通過できるかどうか不安があるけれども、どうしてもみずほ銀行住宅ローンを利用したいというのなら、最終的には物件価格を見直すことも視野に入れましょう。

おわりに

みずほ銀行住宅ローンは優遇金利に幅がありますから、その分審査は柔軟に行われます。

最優遇金利で借りられなかったとしても、少し金利を上げれば審査に通過できる可能性は充分にあります。

  • 安心できるメガバンクの住宅ローンを利用したい人
  • 固定金利で長期間の住宅ローンを借りたい人

は、みずほ銀行住宅ローンを借入先として検討してみてはいかがでしょうか。

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