住宅ローンを複数申し込むと審査で落とされる?複数申し込むことのメリット・デメリット

大きな買い物である住宅、ローンを組む人も多いことでしょう。

人生の中でも大きなお金を支払うことになるのですから、住宅ローンはできるだけ良いものにしたいですよね。

とはいえ、住宅ローンを複数申し込むと、審査に落ちてしまうのではないかと不安になってしまいます。

今回はそんな方のために、住宅ローンの審査に複数申し込むのはアリなのか、申し込むメリット・デメリットにはどんなものがあるのかを解説します。

素敵なマイホームを手に入れるためにも、ぜひ最後まで読んでくださいね。

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住宅ローンを複数申し込むのはアリ

住宅ローンを複数申し込むことは“アリ”です。

むしろ、一つだけ申し込むのはもったいないといえます。

考えてもみてください。

受験や就職活動でも、滑り止めとしていくつか並行して受けたりしませんでしたか?

住宅ローンも一緒です。

よりよい住宅ローンを探し検討するためにも、複数申し込むのは有効な手段です。

もちろん、1つに決め打ちすることもアリです。

1つ注意しておきたいのが、複数申し込めるからと言って、むやみやたらに申し込まないこと。

住宅ローンを申し込みすぎると、その影響で審査に落ちる可能性があります。

目標の住宅ローンの審査に通るためにも、2~4つに申し込むのが理想です。

住宅ローンには仮審査と本審査がある

住宅ローンを組むまでの流れを一度確認してみましょう。

  1. 物件を決める
  2. 住宅ローンに申し込む
  3. 仮審査
  4. 物件の契約をする
  5. 本審査
  6. ローンの契約をする
  7. 融資開始

以上となります。

審査は2回あることがわかりますね。

金融機関によっては、仮審査を行わず本審査1回で契約するものもありますが、基本的には2回です。

仮審査と本審査、いったい何が違うのでしょうか。

仮審査とは

事前審査とも呼ばれる仮審査とは、いったい何なのでしょうか。

仮審査は時間がかからないのが特徴で、早いものだと即日、遅くとも2週間以内には結果がわかります。

あくまで仮であり、WEBなどで気軽に審査できるタイプが多いというメリットも。

事前審査では、主に申し込んできた人の情報を審査します。

年収・勤続年数・勤務先・クレジットカードや公共料金の支払い状況にいたるまで、たくさんの情報をもとに金融機関が「お金を融資しても大丈夫だろうか」と判断するわけです。

当然、返済してくれそうにないと判断されれば、審査に落ちてしまいます。

本審査とは

仮審査を通過したら、次は本審査です。

本審査では、本人の情報に加えて、購入する物件の情報も審査されます。

その物件が建築基準法を守っているか、担保とする場合は価値がどれくらいあるのかなどを評価するのです。

本審査を通過すれば契約となるので、仮審査と比べて具体的に、より多くの書類を提出・記入することとなります。

仮審査を通過しても本審査に落ちることはありますし、仮審査の時から借入希望金額や期間が変わっていれば、審査はやり直しになってしまうので注意しましょう。

仮審査は複数申し込むべし

好みの住宅ローンを見つけても、審査に通らなければ意味がありません。

仮審査は1つだけに絞るよりも、複数申し込んだほうがお得です。

住宅ローンの仮審査に複数申し込むことのメリットとデメリットを解説します。

複数の仮審査に申し込むメリット①具体的に比較できる

住宅ローンは、金融機関によって条件や金利が変わってきます。

総返済額がいくらになるのか、審査してみないと正確にはわからない要素もあるので、申し込まずに比較することは難しいです。

複数の審査をしてもらうことで、より具体的な比較が可能になるのです。

複数の仮審査に申し込むメリット②時間を無駄にしない

時間を無駄にしないという点も、大きなメリットです。

住宅ローンの審査に落ちたから次の住宅ローンを探す、という流れでは時間がかかってしまいます。

よりスムーズに住宅ローンを組むためにも、複数申し込むことは有効です。

複数の仮審査に申し込むメリット③情報が消える前に行動できる

審査結果の情報には、期限があります。

いつまででも永久に残るわけではありません。

1つずつ順番に申し込み審査結果を待っていては、期限を過ぎてしまう恐れがあります。

もう一度審査を受けなおす羽目になってしまい、落ちてしまったら最悪ですよね。

複数の仮審査に申し込むデメリット①手間がかかる

仮審査ならWEBで手軽に申し込める、といっても手間はかかるもの。

それが複数ともなれば、かなりの時間をかけることとなります。

複数の仮審査に申し込むデメリット②申込数が多いと落ちる可能性

住宅ローンの審査をするために、金融機関は信用情報機関に問い合わせをします。

問い合わせ記録は残るので、申し込みをしすぎていると「こんなに申し込んでいるのか」「返済できるのだろうか」と警戒されてしまうことに。

結果、審査に落ちる可能性が高くなってしまうのです。

申込数が2~4であれば問題はない

仮審査であれば、金融機関としても「比較がしたいのだろうな」という意図はわかってくれるため、複数でも問題視はされにくいといえます。

とはいえ、多すぎれば警戒されるので、申し込む数は2~4つがおすすめです。

一括仮審査を行う業者もいる

複数の仮審査の手間を省くため、一括仮審査をしてくれる業者もいます。

便利ではあるのですが、すべての金融機関を網羅しているわけではないので注意しましょう。

メリットとデメリットを見極めて利用するのが賢明です。

本審査はできるだけ少なく

本審査も仮審査同様、複数申し込むことは可能です。

ただし、本審査はかなり手間がかかるため、複数申し込むことはあまりおすすめしません。

申し込む数が多すぎれば、審査にも悪影響が出てしまいます。

本審査通過の可能性を少しでも上げるためにも、1つに絞っておくと良いでしょう。

仮審査を通過したからと言って、本審査も通過するとは限らないのです。

どうしても本審査に複数申し込みたいのなら

本審査で落ちてしまったときのことを考えて、不安になる人もいることでしょう。

本審査の複数申し込み自体は可能ですから、2つか3つ申し込んでみましょう。

注意しておきたいのが、審査に通ったものの結局契約しなかった住宅ローンの存在。

審査に通過しても利用しないのであれば、理由を添えて早めに辞退しましょう。

仮審査が早い住宅ローン

住宅ローンの審査を複数受けるためにも、審査は早いほうが良いですよね。

そこで、仮審査が早い住宅ローンをいくつかまとめてみました。

ぜひ参考にしてください。

三菱UFJ銀行

三菱UFJ銀行では、「住宅ローンQUICK審査」というものを行っています。

即日審査が可能で、申し込みも最短15分とお手軽です。

理想の住宅費を知ることもできるので、まだ家探しの途中だという人にもおすすめです。

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行の事前審査は、~3営業日以内に完了します。

仮審査の申し込みはもちろん、契約時の手続きもWEBで行えるので、契約書への署名や捺印が必要ありません。

ARUHI住宅ローン

住宅支援機構とARUHI住宅ローンが提携して販売する「ARUHIフラット35」の事前審査も早くておすすめです。

店で申し込めば最短即日、WEBから申し込んでも1~2営業日以内に結果がわかります。

最長35年間ずっと固定金利ですので、金利が心配な方におすすめの住宅ローンです。

auじぶん銀行

auじぶん銀行の住宅ローンは、仮審査が最短即日、借入まで最短2週間とかなりスピーディに契約できるのが特徴です。

「じぶんでんき」とセットで契約すれば、金利の引き下げがあるというのも大きな魅力といえます。

他にも住宅ローンは数多くあります。

自分にあったものを探してみてください。

終わりに

いかがだったでしょうか。

住宅ローンの審査に複数申し込むことは、よりよい返済計画を実現するためにもおすすめです。

複数の審査を受けることで、審査に落ちてしまう不安を軽減させられるメリットもあります。

申し込みすぎには注意しつつ、気になる住宅ローンに申し込んでみてくださいね。

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