妊娠したら住宅ローンの審査に落ちる?知っておきたい妊娠とローンの関係

人生の中で、住宅購入を考えることがあると思います。

特に、妊娠というタイミングで住宅を検討し始める人は多いです。

共働きの夫婦であれば、産休など時間が取れたタイミングでじっくり検討することができますし、子育てで忙しくなる前にじっくり考えたいという人もいるでしょう。

2人目を授かり、1人目が小学校に入学する前に引っ越しをしてしまいたいケースも考えられます。

子供と暮らすにあたり、生活環境は整えておきたいですよね。

妊娠と住宅購入の時期が重なることは珍しくないわけです。

でも待ってください。

妊娠が、住宅ローンの審査に悪影響を及ぼすかもしれないのです。

最悪、住宅ローンを組めず家が買えないなんてことも。

今回は、住宅ローンと妊娠の関係について解説します。

妊娠すると審査に落ちるのか、住宅ローンを組むにはどうしたらよいか、知っておいてほしい情報が目白押し。

住宅購入の前に、ぜひ参考にしてくださいね。

妊娠が原因で希望した住宅ローンを組めないかも

妊娠が原因で住宅ローンを組めない可能性はあります。

仮審査に通過したとしても、本審査前に妊娠が発覚することで借りられる額が下がってしまうことも。

融資してもらえるお金が減ることで、目的の住宅価格に足りず結局ローンが組めなくなってしまうのです。

仮審査で一度通過した分、そのショックは大きいでしょう。

妊娠すると住宅ローンの審査に影響が出る

住宅ローンを組むまでの流れを確認してみましょう。

  1. 住宅を決める
  2. ローンを申し込む
  3. 仮審査
  4. 住宅の契約をする
  5. 本審査・団体信用生命保険へ加入
  6. ローンの契約をする
  7. 融資開始

以上が住宅ローンを組む手順となります。

あとは返済をするだけです。

⑥の契約後であれば、妊娠が発覚しても問題はありません。

妊娠が原因で契約無効となることはないので安心してください。

しかしそれよりも前に発覚すれば、妊娠がわかっている状態で審査を受ける必要があります。

審査において、妊娠しているという事実はかなり重要視されます。

妊娠していることで、審査が不利となってしまうのです。

ではなぜ妊娠していることが審査に影響を及ぼすのでしょうか。

妊娠中の審査通過は難しい

住宅ローンは大きなお金が絡む商品です。

金融機関としては、きちんと返してくれる相手にお金を貸すのが大前提。

そのためにも、収入の安定性や継続性を知る必要があるため、審査を行っています。

妊娠している場合、どうして審査が不利となるのでしょうか。

金融機関は、妊娠しているリスクとして「仕事に復帰しないのではないか」「収入が減るのではないか」ということを考えます。

本人に復職の意思があっても、場合によっては戻れないケースもあるため、金融機関を安心させることは簡単ではありません。

妊娠が原因で住宅ローンを組めない可能性は大いにあるといってよいでしょう。

団体信用生命保険に加入できない可能性も

住宅ローンを組めない大きな原因として、妊娠していることで団体信用生命保険に加入できない点が挙げられます。

団体信用生命保険に加入することを必須としている金融機関も多く、避けて通ることは難しいです。

団体信用生命保険とは

万が一、契約者が死亡・高度障害を負ってしまった場合に、保険金でローンを返済する保険が、団体信用生命保険です。

金融機関としても、リスクはできるだけ少なくしたいわけですね。

団体信用生命保険に加入する場合、直近3か月以内に医師の治療や投薬等を受けたことがあるかどうかなどが問われます。

妊娠なども含まれるため、油断は禁物です。

妊娠は病気ではありませんが、リスクをはらむもの。

加入を断られてしまい、結果住宅ローンを組めない可能性があります。

ワイド団信という手段もありますし、団体信用生命保険の加入が任意である金融機関もあるので、諦める必要はありません。

とはいえ、金利がその分上がったりするので、可能であれば団体信用生命保険に加入することをおすすめします。

以上のように、妊娠は住宅ローンの審査に落ちる可能性を高くしてしまうものなのです。

妊娠中に住宅ローンを組む方法

妊娠中に住宅ローンは組めないのでしょうか。

審査通過が難しいとはいえ、待てない状況の方もいるかと思います。

妊娠中でも住宅ローンを組む方法は3つ

  • 夫単独で申し込む
  • 証明書を提出する
  • 生活が安定するまで待つ

詳しくみていきましょう。

夫単独で申し込む

夫1人で住宅ローンを組む場合は、妻の状況が関係なくなります。

妊娠していようがしていまいが、審査に影響はありません。

ただし、単独で申し込むことで借入可能額が下がる・住宅ローン控除や団体信用生命保険が夫しか利用できないというデメリットもあります。

住宅ローン控除とは最初の10年間ローン残高の1%が控除される制度。

できれば活用したい制度ですね。

証明書を提出する

金融機関が心配しているのは、妊娠した方の収入低下や復職するかどうかという点です。

収入は心配ないよ、復職もするよとアピールをすれば審査に通る可能性は上がります。

産休・育休中でも収入が発生することを証明する書類や、復職後の見込年収を示す書類を勤め先に出してもらいましょう。

見込年収をそのままの額で認めてもらえるかはわかりませんが、住宅ローンを組むためには重要な書類です。

出産手当金や、育児給付金などでは年収として扱ってもらえない点には注意しておきましょう。

あくまで育児のためのお金であり、住宅ローン返済のためにもらえるお金ではないので、当然ですね。

生活が安定するまで待つ

生活がひと段落するまで待つというのも1つの手です。

住宅ローンは、組んでからが長いもの。

きちんと返済できるかが重要です。

出産などによって時短勤務となり収入が減ったり、保育園などの費用が発生したりします。

きちんと毎月返済できる見通しが立ってから、住宅ローンに申し込むことをおすすめします。

妊娠を隠すのはNG

妊娠をしていても、隠し通すことで住宅ローンを組めてしまう恐れがあります。

ネットだけで契約が完結する住宅ローンもあり、人と会わずして組めてしまうからです。

とはいえ、妊娠の事実を隠して契約するのは絶対にしてはいけません。

契約後に妊娠が発覚するのであれば問題はありませんが、契約前に妊娠を知っていたにもかかわらず隠していれば、それは契約違反です。

後々バレてしまった時に、契約に違反したとしてローンの一括返済を求められてしまうかもしれません。

団体信用生命保険加入時に隠すこともNGです。

最悪保険金が下りない可能性もあるので注意してください。

たとえ不動産業者に「隠したほうが審査通過する」と言われてもうのみにしてはいけません。

万が一の時に困るのは自分なのです。

妊娠がわかったらすぐ報告するようにしましょう。

組む前に住宅ローン特約をチェックしよう

住宅ローン特約とは、家を買う契約をした後に住宅ローンが組めなくなってしまった場合に、無条件で契約を解除できるというものです。

支払った手付金は戻ってきますし、違約金も発生しません。

家を契約したのに買わない場合に発生するペナルティを避けることができるのです。

妊娠が原因で住宅ローンを組めなくなっても、家を買う契約はなくなりません。

ローンが組めない上に手付金も戻らず違約金も発生、となると金銭面でも精神面でも大きな負担となるでしょう。

万が一の時に契約を白紙できるかどうか、きちんと確認しておくのが賢明です。

夫婦で住宅ローンを組むメリット

住宅ローンは1人でも組むことができますが、夫婦で組むメリットはとても大きなものです。

「私は関係ないから妊娠しても影響はない」と判断するのは早いかもしれません。

夫婦で組めば、収入を合算してより高額の住宅ローンを組めたり、夫婦2人ともが団体信用生命保険や住宅ローン控除を利用できたりする可能性があります

夫婦で組む住宅ローンの種類

夫婦で組む住宅ローンの種類は、大きく分けて3つあります。

  • ペアローン
  • 連帯保証型
  • 連帯債務型

1つずつみていきましょう。

ペアローン

夫婦それぞれが住宅ローンを組み、お互いがお互いの連帯保証人となるローンです。

手数料はその分2倍になってしまいますが、団体信用生命保険やローン控除を利用できます。

連帯保証型

片方が連帯保証人となるパターンです。

あくまで保証という立場であり、契約者が返済できなくなったときに代わりに返済をする立場となります。

契約者ではないため、団体信用生命保険やローン控除は利用できません。

連帯債務型

連帯保証とは違い、契約者と同等の負担を背負うパターンです。

より責任が重くなっています。

団体信用生命保険に加入できる可能性があり、ローン控除を受けることができます。

住宅ローンは夫婦で組んだほうがお得であることがわかりますね。

住宅購入は計画的に

住宅を購入するタイミングと出産のタイミングが重なることは多いです。

妊娠が原因で住宅ローンの審査で落ちる可能性があることを、ほとんどの方が知らないからです。

「妊娠していたら住宅ローンを組めないなんて言ってなかったじゃないか」とどんなに怒ったとしても、金融機関にはノーダメージです。

契約はまだ結んでおらず、審査で落とすことは違法でも何でもないのです。

住宅ローンを組むためにも、住宅購入のタイミングはもちろん、子供を持つタイミングも金銭面において重要です。

計画的なライフプランを立てることが、スムーズに住宅ローンを組む秘訣。

前々から考えておくことをおすすめします。

おわりに

いかがだったでしょうか。

今回は、妊娠と住宅ローンの関係について解説しました。

意外と知らない落とし穴があるため、十分注意しておきたいですね。

万が一妊娠と住宅ローンの審査が重なってしまったとしても、融資価格を下げて組むこともできます。

パートナーとよく話し合い、お互いが納得する形で家と住宅ローンを選んでくださいね。

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