【住宅ローンの審査に通る裏ワザ】審査に落ちないコツ、おすすめの住宅ローンを解説

今回ご紹介するのは、住宅ローンの審査に通る裏ワザ・コツです。

審査を受ける前にぜひ身につけておきましょう。

住宅ローンの審査で重要視される項目やおすすめの住宅ローンもあわせて解説します。

健康面や収入、年齢に信用情報の傷など、審査に落ちる理由は様々。

夢のマイホームを手に入れるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

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Contents

住宅ローンの審査に裏ワザはある?

人生の中でもひときわ大きな買い物である、住宅。

多くの人が、購入のために住宅ローンを組むこととなります。

ですが、住宅ローンを組むためには審査に通らなければなりません。

住宅ローンの審査に裏ワザはあるのでしょうか。

裏ワザ①フラット35

フラット35とは、住宅支援機構と民間の金融機関が提携して販売する住宅ローンのことです。

普通の住宅ローンよりも条件が緩いのが特徴です。

勤続年数の指定なし、団体信用生命保険の加入も任意です。

保証会社も通さないので、そこの審査に不安を感じる必要もありません。

フラット35のメリット

フラット35のメリットは、固定金利であることです。

金利は景気によって変動しますが、フラット35であればその心配は無用です。

さらに、もしも高金利になれば、固定金利であるフラット35は相対的に低金利となりお得です。

注意点としては、周りが低金利になると癪にフラット35が高金利に感じられてしまうことです。

裏ワザ②プロパーローン

プロパーローンは、保証会社を通さず融資が可能なローンです。

通常の住宅ローンであれば、金融機関から保証会社を通して融資を受けます。

そのため、保証会社の審査にも通らなければなりません。

プロパーローンなら、金融機関の審査だけ通ればOKです。

審査の数が一つ減る分、通りやすくなる可能性が上がります。

ただし、金利が通常よりも1%以上上がる点には注意です。

保証会社を通さない分、銀行が背負うリスクは高くなるため、逆に審査が厳しくなる恐れもあります。

扱う会社は少ないものの、場合によってはメリットがあるのでチャレンジする価値はあるでしょう。

住宅ローンを組むまでの流れ

住宅ローンの基本知識をおさえておきましょう。

住宅ローンを組むまでの流れは以下の通りとなります。

  1. 購入物件の決定
  2. 住宅ローンの申し込み
  3. 仮審査
  4. 住宅の売買契約を結ぶ
  5. 本審査
  6. 住宅ローン契約を結ぶ
  7. 融資開始

審査を通らなければ、住宅ローンを組むことはできません。

夢のマイホームを手に入れるためにも、審査は関門といえるでしょう。

そもそも住宅ローンの審査とは

審査に通らなければ、住宅ローンを組むことはできません。

事実、審査で落とされる人もいます。

審査では何が見られているのでしょうか。

信用情報機関

審査は、信用情報機関が提供する情報をもとに行われます。

信用情報機関は日本に3つ存在します。

  • KSC(全国銀行個人信用情報センター)
  • JICC(株式会社日本信用情報機構)
  • CIC(株式会社シーアイシー)

上記の信用情報機関に登録されている個人信用情報から、審査が行われます。

個人信用情報には年収や勤務先だけでなく、クレジットカードの支払い滞納や、公共料金延滞情報も含まれています。

審査で重要視される項目は?

信用情報機関が提供する情報の中で、金融機関は主に何を重要視するのでしょうか。

国土交通省の『平成30年度民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書』
をみると、重要視している要素を知ることができます。

審査において考慮する項目が何か、選んだ金融機関が多い順に並べました。

1位 健康状態 98.6%
2位 借入時年齢 98.3%
3位 完済時年齢 97.7%
4位 担保評価 97.2%
5位 勤続年数 95.7%
6位 年収 95.6%
7位 連帯保証 94.9%
8位 返済負担率 90.7%
9位 金融機関の営業エリア 90.3%
10位 融資可能額(購入の場合) 79.6%
11位 雇用形態 75.7%
12位 融資可能額(借換えの場合) 73.1%
13位 国籍 68.9%
14位 他の債務の状況や返済履歴 63.1%
15位 申込人との取引状況 47.2%
16位 業種 29.1%
17位 家族構成 21.7%
18位 雇用先の規模 20.0%
19位 所有資産 18.9%
20位 性別 15.1%
21位 その他 3.9%

金融機関のうち96.4%が回答しており、非常に信用度の高い情報となっています。

特に気を付けておきたい項目をいくつか解説します。

健康状態

先ほどのデータでも1位になっているかなり重要な指標です。

人生では何が起こるかわかりません。

住宅ローンを提供する側としては、健康状態の悪化で返済ができなくなるという事態は避けたいもの。

そのため住宅ローンを組むには、基本的に団体信用生命保険に加入する必要があります。

団体信用生命保険とは、契約者の死亡・高度障害によってローン返済が困難になった時のために備える保険です。

健康状態に問題があると、この団体信用生命保険に加入できない可能性があります。

借入時年齢・完済時年齢

ローンを組む時の年齢、完済した時の年齢も審査では重要視されます。

借入時年齢が若すぎる場合、収入の安定性に疑問が生じ、審査で落とされてしまう可能性があります。

完済時年齢が高すぎると、定年退職や健康問題など、返済能力が落ちる可能性が上がるため審査に通りづらくなってしまいます。

住宅ローンで設定されている完済時年齢は、80歳が多いです。

定年が65歳だと考えると、少し高めに設定されていますよね。

金融機関側はできることならたくさんの人にローンを組んでもらいたいので、対象を広げているのです。

担保評価

住宅ローンを組む際、万が一返済が困難になった時のために、購入する住宅を担保とするケースがあります。

ローン返済ができなくなってしまった時に、担保を回収することで返済にあてるためです。

担保が高く売れるほど、担保評価も上がります。

担保評価によって融資額も決まってくるため、重要な項目といえるでしょう。

勤続年数

勤続年数も審査において重要な項目です。

勤続年数が長いほど審査に有利となり、短ければ収入の安定性が疑われてしまいます。

転職直後や、転職回数が多い場合、勤続年数は短くなってしまうので審査が不利になる可能性が高いのです。

とはいえ、転職理由次第では影響が出ないこともあります。

勤続年数を条件として提示している金融機関もあり、勤続年数1~3年以上が一般的な条件となっています。

最低でも勤続年数1年は提示できるようにしておきましょう。

年収

返済能力があるかどうかの指標として、年収もみられます。

年収が低いのに高い物件を買おうとしている場合、審査に落ちる可能性は高くなるでしょう。

返済負担率

返済負担率とは、年収におけるローン返済の割合のことです。

一般的に、返済負担率は30~40%で設定されています。

例えば年収500万円なら、返済額が年150~200万円に相当するローンが組めるというわけです。

年収が低くても、返済負担率が高く設定されていれば、高価格の物件を手にするのも夢ではありません。

住宅ローンの審査に通るコツ

年齢、収入、健康状態……、住宅ローンの審査では様々な項目をみられます。

住宅ローンを組むためにも、是が非でも審査に通りたいですよね。

ここでは、審査に通るためのコツをお伝えします。

審査に通るコツは以下の通り。

  • 借入金額を高くしすぎない
  • 信用情報はできるだけ綺麗に
  • 頭金を支払う
  • ほかのローンは返済しておく
  • 団信に落ちるならワイド団信を
  • 借入人数を増やす
  • 返済負担率が高く設定されているものを探す

1つずつみていきましょう。

借入金額を高くしすぎない

住宅ローンを組む前に、まず気を付けておきたいのが住宅の価格です。

価格が高ければ、当然必要になる借入金額も上がっていきます。

もしも借入価格が高すぎる場合は要注意。

借入価格を変えない限り、審査に通らない恐れがあります。

借入期間を延ばそうが金利の安いところを探そうが、「総返済額が多すぎて返せない」と評価されてしまうのです。

住宅価格を融通してもらうのはほぼ不可能。

住宅選びの時点で、自分に見合った金額のものを選ぶようにしましょう。

信用情報はできるだけ綺麗に

審査では、信用情報機関の情報が参考にされます。

クレジットカードの支払い滞納などは信用情報機関に登録されてしまいます。

当然審査にも影響が出るので、可能な限り信用情報の傷はないほうが安心です。

自分の信用情報がどうなっているか知りたい方は、信用情報機関に問い合わせることで確認が可能です。

もしも信用情報に傷があったとしても、永遠に残るわけではないので安心してください。

信用情報機関にある情報には限りがあるのです。

いわゆるブラックリストに入れられるような金融トラブルを起こしたとしても、5年ほど経てば記録は抹消されてゼロに戻ります。

5年ほど待てば審査に通る可能性がありますので、諦めずに待ちましょう。

頭金を支払う

審査に通る可能性を上げる方法として、頭金を支払うという手があります。

頭金がゼロだと、「お金に余裕がない」「返済能力に難あり」と警戒されてしまいます。

頭金の額は多いほど審査には有利となりますが、あくまで支払える金額にとどめておきましょう。

ほかのローンは返済しておく

他に組んでいるローンが多いと、審査が不利になる可能性があります。

月々の返済額が膨れてしまい、「返済が遅れるのでは」と警戒されてしまいます。

車のローンなど、ほかにもローンを組んでいる場合は完済しておくのが賢明です。

団信に落ちるならワイド団信を

健康面に問題があり、団体信用生命保険に加入を断られてしまう方は、ワイド団信がおすすめです。

ワイド団信、正式名称「加入条件緩和割増し保険料適用特約付団体信用生命保険」は、審査こそあるものの、団体信用生命保険よりは審査が厳しくありません。

ただし、団体信用生命保険の年齢制限が15歳~70歳前後なのに対し、ワイド団信は満20歳~満50歳未満と狭くなるので注意しておきましょう。

借入人数を増やす

住宅ローンの審査では契約者の情報がみられます。

年収が低いため審査に落ちてしまう、そんな時は借入人数を増やすのがおすすめです。

夫婦であれば、ペアローンや連帯保証人になってもらうことで、二人で合算の年収としてみてもらえます。

年収の額が増えるので、その分審査にも通りやすくなりますし、住宅のランクを上げられる可能性もあります。

返済負担率が高く設定されているものを探す

年収が低くても、返済負担率が高く設定されている住宅ローンを選べば、住宅価格が高くても審査に通る可能性が上がります。

加えて、住宅のランクを上げられる可能性もあるでしょう。

ただし、返済負担率が高いということはその分毎月の負担が大きくなるということ。

低い年収にも関わらず、高い返済額を設定すれば生活費の圧迫に繋がります。

最終的に苦しむのは自分です、注意しておきましょう。

審査中のNG行為

住宅ローンの審査において、やってはならないNG行動があります。

それは、審査中の転職と、同時に多数の審査を受けること。

それぞれ詳しく解説します。

審査中の転職

審査中に転職をしてしまうと、再審査になる可能性があります。

もし再審査になった場合、勤続年数が0年扱いとなり、審査に悪影響が出てしまいます。

転職の理由がキャリアアップであることや年収の増大が認められれば、審査に通る可能性が増えるのできちんと説明するようにしましょう。

転職先が同業種だったり、同じグループ会社であれば影響はありません。

収入の安定性に問題がないことをアピールすることが重要です。

同時にたくさんの銀行で審査を受ける

住宅ローンを比較するためにも、同時進行でいくつかの進行から審査を受けるのは悪くはありません。

ただし、申し込みのし過ぎには要注意です。

あまりにも申込数が多いと、「本当に返済できるのか」と疑われてしまい審査に落ちやすくなります。

比較をするにしても、3つまでにしておきましょう。

もしも審査に落ちてしまった時の対処法

万が一審査に落ちてしまった場合、どうしたらよいのでしょうか。

またすぐに同じ住宅ローンを申し込んでも結果は同じです。

いくつか対処法を解説します。

落ちた原因を分析する

審査に落ちるということには、必ず理由があります。

それを改善することができれば、住宅ローンを組める可能性は上がります。

とはいえ、なぜ落ちてしまったのかは基本的に教えてもらうことはできません。

勤務先に問題があったのか、健康状態に問題があったのか……。

見落としがちなのが、信用情報の傷。

信用情報機関などに問い合わせてみると良いでしょう。

もしかすると、信用情報に忘れていた傷があるかもしれません。

信用情報機関への問い合わせ方法

問い合わせ方法は、

  • インターネットでの開示
  • 郵送での開示
  • 窓口での開示

以上3つがあります。

開示には手数料がかかりますが、自分で信用情報を確認することが可能です。

傷を消してもらうことはできません。

金融トラブルなどの情報は5年くらいで抹消されるので、傷が消えるのを待ちましょう。

期間を開けてから申し込む

落ちたからといって、すぐに別の住宅ローンを申し込むのは得策ではありません。

また同じ原因で審査に落とされてしまう可能性がありますし、期間が短いことで金融機関から警戒されてしまいます。

多数の金融機関に申し込むのではないか、なにか問題を抱えてるのではないかと疑われてしまうのです。

住宅を見直す

住宅価格が高ければその分審査も厳しくなります。

希望を変えることは難しいかもしれませんが、審査に通らなければ元も子もありません。

一度住宅の見直し、グレードを下げるのも一つの手です。

頭金を用意する

審査に落ちた時よりも頭金の額を増やすことで、審査に通る可能性が上がります。

頭金を貯めるのに時間がかかり、目標だった住宅が他の人に先に契約されてしまうこともあるので要注意です。

より審査の緩い住宅ローンを探す

金融機関によって審査の厳しさは変わります。

条件が緩い住宅ローンを探し、そちらにチャレンジしてみましょう。

連帯保証人を立てる

連帯保証人とは、契約者が支払いをしなかったときにかわりに返済をしなければならない人のことです。

住宅ローンでは原則不要ですが、連帯保証人を立てることで審査に通りやすくなります。

万が一返済ができなくなった場合には、連帯保証人に多大な迷惑をかけることになるので、最悪の事態にならないよう肝に銘じておきましょう。

追加で書類を提出する

最終手段としては、熱意で押すしかありません。

「勤務先の売り上げが上がる」「将来的に年収が増える」といったことを提示して説得することができれば、審査に通る可能性はあります。

マイナス分をなんとかプラスにするべく、できる限りあがいてみましょう。

おすすめの住宅ローン

ここではおすすめの住宅ローンをご紹介します。

ぜひ参考にしてください。

三菱UFJ銀行「ネット専用住宅ローン」

金利の低さが魅力の住宅ローンです。

また、WEBだけで契約が完結するのも大きな特徴です。

ネット上で気軽に事前審査ができるので、試しに審査してみるのもおすすめです。

融資可能額は500万~1億円です。

ARUHI住宅ローン「ARUHIフラット35」

住宅金融支援機構と住宅ローン専門金融機関であるARUHIが提供する住宅ローンです。

最長35年の全期間固定金利が魅力です。

勤務形態や勤続年数に縛りがないので、収入の安定性さえ提示できれば利用可能です。

団体信用生命保険加入は任意んばので、病歴があって加入できない方にもおすすめ。

他にも多様なローン形態があるので、自分にあったローンを組みやすいという特徴もあります。

融資可能額は100万~8000万円です。

ソニー銀行「固定セレクト住宅ローン」

ソニー銀行が提供するローンで、変動セレクト住宅ローン、固定セレクト住宅ローン、住宅ローンの3つから選べます。

大きな特徴として、各種手数料が0円であることが挙げられます。

  • 保証料
  • 団体信用生命保険料
  • 契約書印紙代
  • 繰り上げ返済手数料
  • ATM手数料

オリコン顧客満足度9年連続1位を誇る、人気の住宅ローンです。

楽天銀行「住宅ローンフラット35」

楽天銀行が提供する、保証料や繰り上げ手数料が0円、金利も低い住宅ローンです。

無料オンライン相談も行っているので、住宅ローンに不安がある方は来店せずに相談することができます。

楽天ユーザーであればさらにお得な面もあるのでおすすめです。

ジャパンネット銀行「住宅ローン」

来店完全不要、電子契約のため記入・捺印不要と手続きが楽なのがジャパンネット銀行「住宅ローン」です。

他にも、各種手数料が0円です。

  • 保証料
  • 返済口座への資金移動
  • 収入印紙代
  • 一般団信の保険料
  • 一部繰り上げ返済手数料

お得にかつ、スムーズな申し込みが可能です。

平塚信用金庫「プロパー住宅ローン」

平塚信用金庫の「プロパー住宅ローン」は、保証会社を利用しないプランです。

ただし、営業地区が神奈川県・東京都の一部に限られているので、注意が必要です。

おわりに

いかがだったでしょうか。

住宅ローンの審査を通るための裏ワザやコツをお伝えしました。

審査に通ることはとても重要ですが、審査がゴールではありません。

あくまでゴールは住宅ローンの返済完了であり、無理のない返済プランを立てることが大切です。

審査に通った上で無理なく住宅ローンの返済をすることがベスト。

きちんと準備をして、自分にあった住宅ローンを探してみてくださいね。

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