住宅ローンの審査を受けるときに、絶対に審査に落ちたくないという気持ちから嘘の申告をしてしまう人がいます。
また、住宅ローンを受けるための書類に記入ミスをしてしまう方もいらっしゃいます。
銀行がわからしたらこれらは同じように見られてしまうので注意しなければなりません。
この記事では、嘘の申請をするとどのようなことが起きてしまうのかについて解説します。
住宅ローンの審査を受けようと思っている方全員に関わってくる話のため、ぜひ参考にしてください。
※本ページにはPRが含まれます。
Contents
住宅ローンの審査で嘘を書いたらどうなる?
住宅ローンの審査に嘘の申請をしたらどうなってしまうのか、確認してみましょう。
最初に言っておくと、バレなければ何も起こりません。
そのまま嘘の申請のまま借り入れを行うことができるでしょう。
しかし、十中八九審査の段階でバレてしまいます。
では、審査の段階で嘘がバレてしまったら、何が起こるのか確認してみましょう。
嘘がバレてしまったときのペナルティ
仮に申請が嘘だとバレてしまったら、その住宅ローンの契約は無効となります。
もし、住宅ローンの審査段階ではなく、住宅ローンを借り入れたあとだったとしたら何が起こるのでしょうか。
結論から言うと、住宅ローンの契約が無効になり、借り入れていた金額を即座に返済しなければいけなくなります。
もし、一括で返済することができなければ、住宅ローンを借りて購入した物件を売却することになります。
また、住宅ローンの審査から数年経ってしまっている場合には、購入した物件の価値も下がっていることが大半です。
物件の売却価格が、住宅ローンの残高を下回っている場合には、その差額まで請求されます。
嘘の申請で住宅ローンの審査を通ったからといって、安心することはできません。
住宅ローンの返済を行っているときに嘘がバレたら、このようなことが起こるので絶対に嘘の申請はしないようにしましょう。
記入ミスの場合は?
記入ミスをしてしまう方も中にはいらっしゃいます。
ただし、銀行からすると嘘の申請をしていると判断されてしまいます。
なぜかと言うと、嘘なのかミスなのかはんだんがつかないからです。
以前までは、住宅ローンの申請を行う際には、実際に店舗に行ってその場で紙に書くことが普通でした。
ですが、今では事前審査の内容も本審査の内容もインターネット上で完結してしまいます。
そのため、注意しなければ間違えた申請を行ってしまうことがありえるのです。
事前審査と本審査で、申請内容が異なっていると、審査に通りにくくなってしまうので、その点でも確認は必須です。
もし、記入ミスに気づいた場合には、気づいた時点で金融機関に連絡しましょう。
記入ミス自体は誰しもあるので、しっかりと伝えることで悪い印象を与えることはないです。
しかし、気づいているのにも関わらず連絡をしないととても印象が悪くなるので気をつけましょう。
住宅ローンの審査で嘘がバレる理由
住宅ローンの嘘はどのようにしてバレてしまうのか気になる方もいるでしょう。
住宅ローンの審査で嘘がバレてしまうのは、以下の審査の時です。
- 過去の借入履歴
- 税金や収入から
- 団体信用生命保険の審査
これらについて解説します。
過去の借入履歴
住宅ローンの審査では、信用情報機関とつながっているため、過去の借入状況や現在の借入状況を簡単に確認されてしまいます。
信用情報機関には、クレジットカードの利用履歴やローンの状況を、金融機関に提供している期間です。
クレジットカードの滞納記録でも残っているので、借入履歴で嘘をついても必ずバレてしまいます。
税金や収入から
納税証明書に書かれている内容から、未納状況を調べられてしまいます。
また、収入についても源泉徴収票によってすべて把握されているので、年収の嘘もバレると思ってください。
年収と同じくらい確認されている、『勤続年数』に関しても健康保険証から調べられてしまうので、ウソは見破られてしまいます。
団体信用生命保険の審査
住宅ローンの審査を受けるとなれば、団体信用生命保険に加入することになります。
団体信用生命保険では、過去にかかった病名や治療方法について書かなければなりません。
具体的には以下のような質問がされます。
- 過去3カ月以内に、医師の治療(診察・検査・指示・指導を含む)投薬を受けたことがあるか
- 過去3年以内に、胃潰瘍、十二指腸潰瘍等の病気で手術を受けたこと、または2週間以上にわたり医師の治療(診察・検査・指示・指導を含む)投薬を受けたことがあるか?
- 手・足の欠損または機能に障害があるか、または背骨、視力、聴力等に障害があるか?
これらの項目もしっかりと調べられるので、嘘の申請はしないように気をつけましょう。
嘘は必要ない!審査に通りやすい住宅ローン3選
ここまで読んでいただければ、住宅ローンの審査で嘘をついても殆どの場合でバレてしまうということがわかっていただけたかと思います。
しかし、嘘をついてでも住宅ローンの審査に通りたいという方が多いというのも事実です。
ここからは嘘をつかなくても審査に通れるような、住宅ローンを紹介します。
審査の甘い住宅ローンは以下の3つです。
- ARUHI住宅ローン「フラット35」
- 財形住宅金融住宅ローン「財住金フラット35」
- 楽天銀行住宅ローン「フラット35」
これらの住宅ローンであれば、審査が甘い傾向にあるので、嘘をついてでも審査に通りたいという方は、こちらの住宅ローンの審査を受けてみましょう。
この3つの住宅ローンについては以下の記事で詳しく解説しています。
審査に落ちてしまったときに見直すべきポイント
それでも審査に落ちてしまったら、どうすればいいのかわかりませんよね。
次は、住宅ローンの審査に落ちてしまったときに確認するべきポイントについて解説します。
住宅ローンの審査に落ちてしまったときに確認するべきポイントは以下の通りです。
- 年収に見合っているか
- 他にローンを利用していないか
- 支払いを遅延していないか
- 返済完了年齢が高すぎないか
- 勤続年数が短くないか
これらのポイントを確認してみましょう。
年収に見合っているか
年収に対して、借り入れ金額が大きすぎると審査には通りません。
基本的に、年収の5倍までが無理なく返済できる金額だと言われています。
この数字を大幅に超えてしまっていると、計画性がないと思われて審査に通らない可能性があります。
他にローンを利用していないか
住宅ローン以外にも自動車ローンや教育ローンなど色々なローンがありますよね。
住宅ローンの審査に通りたいのであれば、他のローンはすべて完済しておくべきでしょう。
ちなみに、クレジットカードのリボ払いや回数払いに関しても、ローンに含まれる場合があるので、確認してみましょう。
支払いを遅延していないか
クレジットカードや携帯代等の料金を滞納していませんか?
仮に、滞納しているのであれば信用情報機関に名前が乗っているので、審査に通る可能性が低くなります。
信用情報機関に情報が乗っていないか確認してみましょう。
返済完了年齢が高すぎないか
実は、借り入れを行う年齢だけでなく、完済する年齢についても確認されています。
「90歳で完済します!」と言われても、銀行は帰ってくる可能性が低いと感じるので、お金を貸してくれないでしょう。
完済できる年齢はなるべく若くしましょう。
勤続年数が短くないか
住宅ローンの審査では、勤続年数も確認されています。
基本的には3年以上の勤続年数が必要と言われています。
したがって、転職したばかりの方だと審査に落ちてしまうかもしれません。
勤続年数を3年以上にしてから、もう一度住宅ローンの審査を受けることをおすすめします。
審査で嘘をつくとペナルティの対象になるのでやめましょう
住宅ローンの審査で嘘をついたとしても、あらゆる資料から嘘がバレてしまうということがわかっていただけたかと思います。
また、嘘がバレずに審査に通ってしまった場合にも、ペナルティが待っているので絶対に嘘を付くべきでは有りません。
嘘をつかなくても通れるような、審査の甘い住宅ローンもあるので、そちらを利用してみましょう。